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小説

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ほろほろホロンの大冒険 ご

「ほろほろぉ…」

「ママ、どうしたの?元気ないね」

パパさんが心配そうに聞いてくる。

「ホロン、小説家になれなくなっちゃいました」

「悩みがあるなら、相談にのるよ。だってボクたち、夫婦じゃん!」

「うぅ…パパさん、優しい…えーん!」

ホロン嬢は、床を踏み鳴らしてワンワン泣いた。

マンションの下の階の住人が迷惑したことは言うまでもないが、社宅ではないので知らない相手である。

気にする必要はなかった。

「パパ、あのね…」

ホロン嬢は、これまでのいきさつを夫に語った。



「……」

「パパ、どう思う?ホロン、どうしたらいいですか?」

「まずね、ホロン。ホロンがやったことは、とっても危ないことなんだよ」

「ほろほろっ?どうしてですか?良いことをしたのに?天誅だったのに?」

「ホロンがしたこと自体は、間違ってなかったとパパも思う。でも、ホントの名前と住所を登録してるIDでやるのは、危険すぎたってこと」

「ほろほろ~?」

「サイトのスタッフさんのなかにも変な人がいて、ホロンの善意を誤解するかもしれないだろ?」

「なるほど、ほろほろ」

「だから、そういう時はフリーメールっていうのを使えばいいんだ」

「フリーメール?」

「有料のプロバイダーから発行される正規のメアドとかスマホのアドを使って、無料の別メアがもらえるんだ」

「ほぉっ!知りませんでした」

「じゃあ、早速ホロンのメアドを使って、いくつか取得してみよっか!」

「お願いしますでーすっ」

パパさんがあちこちのポータルサイトを訪問し、ウソの名前と住所を登録して次々と新しいメアドを取得していくのを、ホロン嬢は尊敬のまなざしで横から見ていた。

「はい、できた!とありあえず、四つ、つくっといたからね」

「ありがとうです、パパさん!大好きです。チュっ」







更新日:2013-04-28 15:28:03