• 7 / 34 ページ

三人の賢者と白い鳥⑦

王女の部屋から出た背の低い賢者は、若者の部屋に行き、こっそりタオルに唐辛子をこすりつけておきました。

そのため、次の日の朝、顔を洗ってタオルを使った若者の目は真っ赤になりました。

若者は、せっかく王様から言いつかった仕事を初日から休むわけにはいかないと、赤い眼をしたまま王女様のところへ向かいました。

更新日:2013-04-13 14:53:33

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook