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ミドリ
鏡の中の女の子が、半泣きになってセーラー服の胸を抑えていた。その弱々しい姿を見てハッとした。
しっかりしろよ!男だろオレ!ビビってたら、中身も女と変わらねーぞ!
「くそっ。あの電車もぉ乗れねぇ…」
ブツブツ言いながらセーラー服の裾に手を入れ、ブラをぐいっと引き下げた。
膨らみにカップを被せ、こぼれないように…と…いよっ!両手で掴んだホックを、背中で重ね合わせた。
「あれ?あれっ?…おかしいな」
何で掛かんねーの?…いよっ!よっ!鏡の中の女は、両手を後ろで擦り合わせ、身を捩らせ、胸をぶるんぶるん揺らしていた。
「…最悪」
ホントに、なんて体になっちまったんだオレは…
隣に派手な女の子が並んできた。化粧直しをしながら不思議そうにオレを見ていた。キレイにカラーリングされた長い髪。いぃなぁ…でもウチのガッコーじゃムリだなぁ。
「ブラ外れちゃったの?留めてあげよぅか?」
いきなり声を掛けられてビックリした。
「え?あ、ありがとう。でも大丈夫ですっ」
ぷるっぷるで明るいピンクの唇がチョーカワイい。…どんなグロス使ってんだろ?
「自分ぢゃムリだって。やったげるょ」
ツケマなしでも充分カワイイ大きな目。
シャドウもチークもバッチリ。年はあたしより、ちょい上くらい?
「そぉです?ぢゃ、お願いしちゃおかな」
ふわっとなびく髪から、いい香りがする。いぃなぁ…茶色掛かった綺麗な瞳が、あたしの顔を見て止まった。
「…アレ?…アヤちゃん?」
え?なんで名前知ってるの?
「どっかで会いましたっけ?」
「ほら。あたし!中央通りあたりでよく遊んだ…」
もしかして…蘭高のミドリ?グレてたときに、優樹菜…県大会決勝を一緒に見に行った優樹菜を通じて知り合った読モの。
「ミ…ドリ…ちゃん?」
「やっぱり!久しぶり!地味に制服着てるから分かんなかったよ~!…てか何でスッピン?」
あの頃は結構ハデにしてた。ノーメイクで制服を大人しく着こなしてる自分が恥ずかしぃ。
「まぢめ娘してんなー」
「…まぁね」
「イロイロあったもんね~」
「…」
ミドリが突然セーラー服を捲り上げた。ポロリと胸がこぼれた。
「きゃ、きゃ!ちょ、ちょ何すんの!?」
「いーぢゃん、女同士だし。この方が直しやすいよ~」
も、もぉバカ!いくら女子トイレだからって、そゆコトする!?手伝うなら、もっとやり方…
「やめてよ!」
「デカっ!さすがわ下チチのアヤ」
「なによソレ?」
「知らないの?そー呼ばれてたの。いっつもちっちゃいブラして、わざとおっぱいハミ出させてたから…あは」
「あ、あれわ、わざとぢゃないッ!」
あの頃、急激に胸がおっきくなってったから…!
「うらやましいなぁ。もう、ズルいからお仕置きだッ!」
ミドリは胸を揉み始めた。
「あん…やめてよ!ミドリちゃん」
「やめないもーん!うわ。でっかいだけぢゃなく、形もいいなー、アヤ乳。こんなの見たら女でも触りたくなる」
女でも?…それじゃ男がエッチなコト考えないワケがない…
「さ…お遊びはこの辺で…ぃよっ!あらぁ、金具曲がっちゃってんなぁ。えいっ!」
何とかブラが留まった。
「ほら。胸しまったら?」
「あ、ありがと…」
カップに胸を押し込んでいると、キレイにネイルされた指がブラに滑り込んだ。
「きゃぁあ!もぉやめて!ミドリちゃあん!」
「ほんっとイヤらしい胸。たまんない」
胸の先端で、指先がくるりと回った。
「あぁんっ!」
「あれ?感じちゃった?」
「ば、ばかァ…感じてなンか…あァん…」
クリクリと先っぽをこねる指遣いに、体が正直に応えてしまう…
「やだぁアヤちゃん…エロい」
「お…お願い…もぉやめて…」
「女同士でこんなになるコ、初めて見た。…タマってんの?」
「そんなこと…!ぁふゥん!ない、あはあぁァん!そんなことないょ!」
「アヘ顔で言われても…」
何とか手を振りほどいた。
「…もう、久々に会ったのに…何すんのよぅ!」
女子校の女ってこれだからイヤ…
「それより何でブラ壊れてんの?」
「…電車の振動で胸が揺れて…満員電車だし最悪だったよ」
「スゴ…そゆコトあんだね。あは」
…笑うな!大変なんだよホントに!
「もぉやだマジ…どこまで大きくなるんだろ…」
「ゼータク言わない。ほとんどの女の子は巨乳に憧れてんだよ」
あたしはヤなの!譲れるもんなら喜んで他の子に譲るよ。
「ミドリちゃんくらいでいーよ、あたし。胸なくてもいーくらいなのに」
あ。しまった…
「言うわねぇ?」
「ご、ごめん…そゆつもりぢゃ…」
「エッチぃことばっか考えてっから成長止まんないんぢゃない?」
「そ、そんな…てかゴメン、ミドリちゃん、そーゆー意味で言ったんじゃないの…」
カワイイ目が急に険しくなった。
「ウチの学校のサセ子ちゃんと同じ目してる。チョー巨乳で、常に男を誘ってるの」
そ、そんなコと一緒にしないで!
しっかりしろよ!男だろオレ!ビビってたら、中身も女と変わらねーぞ!
「くそっ。あの電車もぉ乗れねぇ…」
ブツブツ言いながらセーラー服の裾に手を入れ、ブラをぐいっと引き下げた。
膨らみにカップを被せ、こぼれないように…と…いよっ!両手で掴んだホックを、背中で重ね合わせた。
「あれ?あれっ?…おかしいな」
何で掛かんねーの?…いよっ!よっ!鏡の中の女は、両手を後ろで擦り合わせ、身を捩らせ、胸をぶるんぶるん揺らしていた。
「…最悪」
ホントに、なんて体になっちまったんだオレは…
隣に派手な女の子が並んできた。化粧直しをしながら不思議そうにオレを見ていた。キレイにカラーリングされた長い髪。いぃなぁ…でもウチのガッコーじゃムリだなぁ。
「ブラ外れちゃったの?留めてあげよぅか?」
いきなり声を掛けられてビックリした。
「え?あ、ありがとう。でも大丈夫ですっ」
ぷるっぷるで明るいピンクの唇がチョーカワイい。…どんなグロス使ってんだろ?
「自分ぢゃムリだって。やったげるょ」
ツケマなしでも充分カワイイ大きな目。
シャドウもチークもバッチリ。年はあたしより、ちょい上くらい?
「そぉです?ぢゃ、お願いしちゃおかな」
ふわっとなびく髪から、いい香りがする。いぃなぁ…茶色掛かった綺麗な瞳が、あたしの顔を見て止まった。
「…アレ?…アヤちゃん?」
え?なんで名前知ってるの?
「どっかで会いましたっけ?」
「ほら。あたし!中央通りあたりでよく遊んだ…」
もしかして…蘭高のミドリ?グレてたときに、優樹菜…県大会決勝を一緒に見に行った優樹菜を通じて知り合った読モの。
「ミ…ドリ…ちゃん?」
「やっぱり!久しぶり!地味に制服着てるから分かんなかったよ~!…てか何でスッピン?」
あの頃は結構ハデにしてた。ノーメイクで制服を大人しく着こなしてる自分が恥ずかしぃ。
「まぢめ娘してんなー」
「…まぁね」
「イロイロあったもんね~」
「…」
ミドリが突然セーラー服を捲り上げた。ポロリと胸がこぼれた。
「きゃ、きゃ!ちょ、ちょ何すんの!?」
「いーぢゃん、女同士だし。この方が直しやすいよ~」
も、もぉバカ!いくら女子トイレだからって、そゆコトする!?手伝うなら、もっとやり方…
「やめてよ!」
「デカっ!さすがわ下チチのアヤ」
「なによソレ?」
「知らないの?そー呼ばれてたの。いっつもちっちゃいブラして、わざとおっぱいハミ出させてたから…あは」
「あ、あれわ、わざとぢゃないッ!」
あの頃、急激に胸がおっきくなってったから…!
「うらやましいなぁ。もう、ズルいからお仕置きだッ!」
ミドリは胸を揉み始めた。
「あん…やめてよ!ミドリちゃん」
「やめないもーん!うわ。でっかいだけぢゃなく、形もいいなー、アヤ乳。こんなの見たら女でも触りたくなる」
女でも?…それじゃ男がエッチなコト考えないワケがない…
「さ…お遊びはこの辺で…ぃよっ!あらぁ、金具曲がっちゃってんなぁ。えいっ!」
何とかブラが留まった。
「ほら。胸しまったら?」
「あ、ありがと…」
カップに胸を押し込んでいると、キレイにネイルされた指がブラに滑り込んだ。
「きゃぁあ!もぉやめて!ミドリちゃあん!」
「ほんっとイヤらしい胸。たまんない」
胸の先端で、指先がくるりと回った。
「あぁんっ!」
「あれ?感じちゃった?」
「ば、ばかァ…感じてなンか…あァん…」
クリクリと先っぽをこねる指遣いに、体が正直に応えてしまう…
「やだぁアヤちゃん…エロい」
「お…お願い…もぉやめて…」
「女同士でこんなになるコ、初めて見た。…タマってんの?」
「そんなこと…!ぁふゥん!ない、あはあぁァん!そんなことないょ!」
「アヘ顔で言われても…」
何とか手を振りほどいた。
「…もう、久々に会ったのに…何すんのよぅ!」
女子校の女ってこれだからイヤ…
「それより何でブラ壊れてんの?」
「…電車の振動で胸が揺れて…満員電車だし最悪だったよ」
「スゴ…そゆコトあんだね。あは」
…笑うな!大変なんだよホントに!
「もぉやだマジ…どこまで大きくなるんだろ…」
「ゼータク言わない。ほとんどの女の子は巨乳に憧れてんだよ」
あたしはヤなの!譲れるもんなら喜んで他の子に譲るよ。
「ミドリちゃんくらいでいーよ、あたし。胸なくてもいーくらいなのに」
あ。しまった…
「言うわねぇ?」
「ご、ごめん…そゆつもりぢゃ…」
「エッチぃことばっか考えてっから成長止まんないんぢゃない?」
「そ、そんな…てかゴメン、ミドリちゃん、そーゆー意味で言ったんじゃないの…」
カワイイ目が急に険しくなった。
「ウチの学校のサセ子ちゃんと同じ目してる。チョー巨乳で、常に男を誘ってるの」
そ、そんなコと一緒にしないで!
更新日:2014-06-17 13:33:31