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星空



ああ、だめだ…
また泣きそうになってしまう…


私は足元を見つめながらとぼとぼと歩いていた。


ここはどこなんだろう?


私は一体…


私は何もかもが分からなくなって、その場にうずくまった。


私は泣きはらした後、小さな一筋の光が見えて顔を上げた。


「プラネタリウム?」


そこにはさっきまでなかったはずのプラネタリウムが建っていた。
私は神様にすがるような気持ちで、そこに入っていった。


誰もいないプラネタリウムの中を私は歩き回った。
すると、いつの間にか最上階に上がってきていた。

誰かがいる。

私はそっとその誰かに尋ねた。


「あなたは…誰?」


そして私は目を閉じた。



更新日:2013-03-14 22:54:55

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