官能小説

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懸想

 その引き出しの中身は手前から奥へ向かって、色合いの濃いものから淡いものへとグラデーションがかかったように綺麗に並べてあり、こんなトコロにも母の几帳面さ、こだわりを感じる。香水の入った小瓶がちょうど真ん中の辺りに置かれていて、クローゼットと同じ香りを付けている様だ。
 一番手前にあるダークパープルのパンティーはほとんど黒の様な光沢を放ち、ひときわ少年の目を惹き付けた……そっと取り出して掌に載せてみたが、いくら畳んであるとは言え全ての指が見えてしまっている。両手に持ち直して畳み方を記憶するように慎重に広げみた……しかし、それでも小さ過ぎるこの布切れがヒップやデルタ地帯を隠してくれるとは信じ難かった。
 だが、ポリエステルのような素材は両手で引っ張ってみるとかなりの伸縮性を示し、女性の下着とはこう言う物なのかと何となくではあったが納得させてくれた。悠吾はそれを元通りに畳んで引き出しにしまうと最前列のものを順番に取り出しては広げて、またしまって行った。その列が終わると一つ奥の列へ……と、何かに取り憑かれたように次から次へと出してはしまった。そんな事を延々と繰り返したが、素材の手触りや色、形やデザインは多種多様で少年の目を存分に楽しませた。

 中途半端に引っ張り出した引き出しは、その全貌をいまだ現しておらず、悠吾は思い切ってドレッサーの上に置くとそれらの全てを楽しむ事にした。時折、鼻に押し付けてその匂いを嗅いでみたりもしたが、あの蒸れたような淫臭はまったく残っておらず、ただほの甘い香りが鼻の粘膜に心地よかった。奥の方にはひらひらとしていてシルクで出来た高級そうな物、レース地やシースルーの物、ティーバックはもちろん、布地の面積が極端に少なくほとんどヒモの様に見える物などが身を潜めるようにひっそりと隠れていた。
 しかし、それらを手にとって広げてみると素材やデザインが異なるばかりではなく、先ほどまでの物には有ったはずの当て布が、クロッチに縫い付けられていない事に言い知れぬ淫靡さを感じずには居られなかった。
 すでに短パンの生地を押し破る勢いで起立している少年の股間は、数度にわたって放出した昨夜の事などお構いなしだと言わんばかりで、このまま母の寝室に居たら良からぬ事までしてしまいそうなほど興奮していた。

更新日:2013-03-10 03:52:00

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