• 38 / 89 ページ

第16話

サトシ達は森の中で
バトルの特訓をしている
「キバゴ! 引っ掻くよ!」
「リオル、見切り!」
「ああ!!」
「いけ! 電光石火!!」
「ああ~!!」

「はい! そこまで! この勝負、サトシの勝ち!」
「手加減してくれて、いいじゃないのよ~!!」
「・・・な? アイリス?」
「? 何?」
「なんで、キバゴの竜の怒り使わないんだ?」
「え!?」
「僕も、先から気になっていたんだけど?」
「俺も、同じく思ったが・・・」
「うん、僕も思ったな? サトシの図鑑にも、キバゴの使える技乗ってるんだよね?」
「ああ、乗ってるから疑問なんだが?」
「う~・・・じゃ・・・一回見てくれる?」
「「「?」」」
「ピカ?」
「リオ?」

「キバゴ! 竜の怒り!!」
「キバ~・・・プシュン!!」



ドカアアアアアアアアアン



「「「・・・」」」
「あ~ま~たやっちゃったわ~」
「ピ・・・カ・・・」
「リオ・・・」

「キバ・・・シュン」


キバゴの周りが、軽くクレーターになっている

「こ、これは・・・凄い力だけど・・・」
「コントロール出来ないって事だね?」
「ああ、力は、小さいながらいい感じだが・・・」
「力をどう引き出すかが、まだ分からないってとこかな?」
「うう~何時ものこうなのよ・・・どうすればいいのかしら??」
「う~ん、まあ、ひたすら使って力の引き出し方を覚えた方が良いだろうな?」
「ひたすらか・・・うう・・・道は長いな~」
「あ、じゃ、講師付けて見るか?」
「え?」
「こいつも、同じく力が、コントロール聞かないくてな、力出し過ぎて直ぐへばっちゃうんだが・・・まあ、流星群も、何回も練習したしで、多分、大丈夫だって思うしな?」

「「?」」

「あいつか? もしかして?」
「うん、多分合ってると思うよ?」

オーキド博士に頼み、あの子を寄こして貰う

「出て来い! フカマル!」
「カフ!」
「うわ~可愛い~!! このこドラゴンタイプなの!?」
「ああ、そうだよ、こいつもな? まだ力がコントロールできなくてな、まあ、流星群は、いい感じなんだけど、竜の波動がまだな・・・」
「ええ!? 凄いじゃない! そんな大技が使えるなんて」
「ああ、けど、竜の波動は力を使いきってしまって、体力をもう少し付けるべきかな?」
「へ~・・・あれ? フカマルは??」
「あ? ああ!」


サトシが、バッと周りを見れば

「「「・・・」」」
「・・・」
「あ~もう~、お前は~何でも、噛みつく癖止めろって・・・歯が丈夫になるけどな・・・
たっく・・・」
サトシが、大岩に何故か噛みつくフカマルに近寄り、岩から剥がす
すれば大半が砕ける

「「「!!」」」
顎と鋭い鋼の様な歯・・・
噛み砕くの威力は半端無いって事だ
「意味不明な子だよね~何考えてるんだか、全く謎だよ・・・」
「はははは・・・愛嬌はバッチリなんだけどな~はあ~」
「ピカ~」
「リオ?」
噛み砕くの威力を見てしまい、固まるアイリス、デント、シンジを尻目に
ケンジが、苦笑しつつ、サトシのフカマルを見る
サトシは、サトシで苦笑いした後、溜息を吐く
そのサトシの側に居たピカチュウも、同様で溜息が吐くがリオルは、まだ、サトシのポケモン全員に会っていないので、フカマルに付いて余り知らないので、サトシとピカチュウの様子にキョトンとしてしまう

「まあ、少し試しに、フカマルにキバゴを・・・あれ? アイリス、キバゴは??」
「え? あ、あれ!?」
「そう言えば??」
「ん?」
「??」
何処にも、キバゴの姿が見えない

「あれ~ キバゴ~」
アイリスは、自身の髪の中を探るがいない
「ん? マメパト!」
「パト!」
「キバゴの事、空から森の様子見て来てくれないか?」
「パト」
「森の中も、探した方が良いから、手分けして探すべきだよね? ミノマダム、ヤンヤンマ」
「俺も、探すの協力しよう、ユキメノコ、ドンガラス、お前等も森の中と空から探してくれ」
「「「「コクコク」」」」
「ピカチュウも、行ってきてくれるか?」
「ピカ!」
ピカチュウも、キバゴを探しに森の方へ、入って行く

更新日:2013-03-26 19:31:39

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook