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風獄の音色



さすが梅雨だ
雨が凄い降っている

何で梅雨と言うものが存在するのだろう

ジメジメするし…やっぱり梅雨は嫌いだ

※雨が好きな方、すいません


学校につくと人だかりができていた

なんだろう

行ってみると別の高校のやつらが金属バットやスタンガンをもって何か叫んでいた

ま、俺には関係ないな
学校の入り口に行こうとすると不意に声がまた聞こえた

「嵐川ってのはどいつだー!」

「はやく出てきやがれ!」

知りませーん
誰ですか?嵐川って?
僕、解んないなー

「お前が嵐川だな?」

他校のやつらが俺に指を指してきた

………何故バレた?
影を薄くしていたのに

「ちょっと体育館裏に来いよ」

もうそれ、完璧に不良が言う言葉だよね?

俺は仕方なく体育館裏に行った



体育館裏

「俺たちは無音校の生徒だ」

だから何だよ

「音を消すのにお前らは邪魔だ、だから殺す」

ギャー助けてー
昔の有名な作曲たち
この人たちに音楽の素晴らしさを教えてあげてよ

「…音無」

相手のバットに黒いオーラが出現した

「俺たちにはな!下僕音無マスターズと言う別名があるんだ…カッコいいだろ!」

すごいね…全然カッコよく聞こえないや
特に下僕あたりでもうアウトだろ

「お前!今、バカにしただろ!?」

このやろうと言って相手は黒いオーラを体に纏った

…悪魔みたいだ
誰かエクソシストに緊急要請してくれないかな

…やるか

『炎獄の音色よ!可能である標的全てを焼き尽くせ!終曲!』

「無駄だ」
パァンと音がして音色は消え去った

やっぱり無理か

なめんなよ、こっちにだって策はあるんだよ

俺は奴の体の周りに炎獄の音色を繰り出した

「俺の体の周りに音色を張り巡らせてどうする気だ?」

「熱で倒す」

「何!?そう言えばなんか暑くなってきたような気が…」

数分後
相手は熱中症で倒れた

イエーイ勝ったー


このあと俺は教室に向かい、授業を行った

すると、隣から
「創曲西にいくから帰りに準備しといてね♪」
と言われたんで、一応返事をしておいた


放課後

俺たちはメロディーブレイク科の先生に見つからないように校内を出て葵の家に向かった

葵の家の前にはタクシーが止めてあった

すると横から荘助が
「風獄の音色を持ってる奴は男?女?」
と、葵に聞いていた

答えが男だとわかると荘助はガッカリしていた
そんなに女がいいのかよ

俺を合わせて四人はタクシーに乗り創曲西に向かった

更新日:2013-03-13 22:31:41

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