官能小説

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手段を選ばない男・ジニョン

「ぎゃー!!」
「あはははは。」

また、やってるよ、ジニョン。
最近のジニョンは、暇さえあれば、サンドゥルとバロを驚かせて遊んでいる。
今日は、サンドゥルが引っ掛かったようだ。


「オレ、驚かせるの、上手いよね?」
と言う、ジニョンの声が聞こえてきた。

「でも、シヌヒョンのことは、驚かせられないじゃん!」
と、サンドゥルが突っ込んでいる。
…余計なことを言うやつだ、全く。

「そうだよ!シヌヒョンもチャニも、驚かせてないじゃん!」
バロも、サンドゥルを後押しする。

「はぁ~。」
ため息も出るよ。
オレは、驚いてないわけじゃないんだけどな。
十分驚いてはいるんだけど、反応が、お前たちより薄いってだけだ。
っていうか、お前たちが驚き過ぎなんだよ。
だからジニョンも、楽しいんだろうけど…。

そんな会話は、聞こえないふりで、雑誌をめくった。

「あの二人を驚かせられたら、スゴイよね?」
「そうだよ!シヌヒョンかチャニを驚かせられた人が、一番スゴイってことにしようよ!」

なんの話だよ?全く…。すぐに勝負したがるんだ、あいつらは。
ジニョンに、そんな風に言ったら…。

「よし!わかった。」

あ~あ~。思った通りだ。
ジニョンが、そんな話に乗らないわけがない。

「はぁ~。」
オレは、更に深いため息をついた。

チャナ~。お前、のんきに寝てる場合じゃないぞ?
オレたち、標的にされてるよ?

まぁ。楽しそうな三人の、標的にされるのもまた、楽しそうではあるけどな。


けれど。


あれから数日、構えていたにも関わらず、サンドゥルやバロは、何度かオレを驚かそうと仕掛けてきたのに、ジニョンが、オレを驚かせてくることは、まだない。


チャニには、ジニョンが、何度か仕掛けているのを見たけれど…。

チャニは、ちっとも驚かないから、ジニョンは、いつもふてくされていた。

そんなジニョンを、横目で見ていて、オレは何度も吹き出した。

何て言うか。
…可愛いんだよなぁ。


そんなある日。

新曲のリリースイベントの休憩中、隣で弁当を食べていたジニョンが、

「あっ!」

と言って、テーブルの下に潜り込んだ。
何か、落としたのかな?
落とした物を拾うにしては、あまりに時間がかかっている。

「どした?」

と、テーブルの下を覗き込むと、ジニョンの顔がすぐそこにあって、悪そうな笑顔が、目の前で揺れた。

「ぅわっ!ったぁ…。っくりしたぁ…。」

突然のキスに驚いて、テーブルの天板の裏に、思い切り後頭部を打ち付けた。

「うわあ!シヌヒョンが驚いた!」

「すごい!何?何?ジニョンヒョン、何したの?!」

「アハハ…。内緒~。これでオレが、一番すごいってことだな?」

「…はぁ。お前…。」

まさか、そんな手でくるとは…。卑怯だぞ、ジニョン。

「シヌヒョン、頭、大丈夫?」

「あ。うん。大丈夫。ありがとう、チャナ。」

「でもホント、なんでそんなビックリしたの?」

「え?…ん…ジニョンに聞いてみな?お前たちに同じことされたら、オレは多分、もっと驚くよ。」

「なっ…。」

「何っ?!何したの~っ!?教えてっ!ジニョンヒョン!」

「言わないっ!」

「ズルイよ!!オレもシヌヒョン驚かせたい!」

「内緒!」

「…お先。」

オレは、三人に理由を問い詰められているジニョンを置いて、テーブルを立った。

ズルイ手を使ったんだから、ちょっとは困りなさい。

あんな勝負に勝つために、あんなところでキスしてくるとか…。

今夜、きっちり、お仕置きが必要だ。

ジニョンが、まだ三人に問い詰められてる声が聞こえる。

「ダメ!教えない!」

「なんで?!」

「…お前たちが真似したら、ダメだから。」

「なにそれ?!ズルイ!」

「ダメ!ダメ!絶対ダメ!」


「ぷっ。」

慌てるジニョン…。
驚かすのが一番得意だと言うジニョンを、あんなに慌てさせたのは、オレだ。
ってことは、最終的には、オレが一番すごいってことだろ?うん。

今夜、そう教えてやろう。
ジニョン、悔しがるだろうな。ふふふ。



FIN.

更新日:2013-02-24 19:48:41

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