官能小説

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独占欲>理屈

「はい!シヌくん!何番の手が、ジニョンくんの手でしょうか?」



オレは、今、ものすごく迷っていた。
グループ愛の強さを競うという、バラエティー番組の収録中だ。

各リーダーの手だけが出ている大きなボードの前で、オレは目隠しをされ、触った感触だけで、うちのリーダーの手が、どれかと聞かれている。

ジニョンの手を、間違うワケがないと思っていたけれど…。

…実際は、1番と3番で、ものすごく迷っていた。


「あの…。匂いを嗅いでもいいですか?」


そういったオレの言葉に、会場が爆笑した。


「匂いはダメダメ!わかっちゃうから!」


司会のキムさんが、笑い声でそう言ってきた。


う~ん。
後で怒られるかもしれないけど…。
当てないほうが、怒りそうだしなぁ。

オレは、もう一度1番の手に向かわせてもらい、いわゆる
「恋人繋ぎ」
をした。


「あ。1番です。」


普通の握手じゃわからなかったけど。
この繋ぎ方をした、この指と掌の感触とか…。
多分、これがジニョンの手だ。


「お~!大正解っ!!その繋ぎ方なら、わかるものなの?」


と言う、キムさんの突っ込みに、会場がまた爆笑した。


一番後ろの席に戻っていたオレの隣に、少し遅れて戻ってきたジニョンが、


「…サイアク。」
と言いつつ、背中で手を繋いできた。





「…って、夢を見たんだよ、夕べ。ハハっ。」

「はぁ?…ホント、サイアク。」

「え?そう?」

「…握手の時点で、わかれよ、バカ!オレが1番だから良かっただけだろ?もしオレが3番だったら、シヌは、オレじゃない誰かと、こんな風に手を繋いでたってことじゃんか?!ホント、サイアク!」


繋いでる手を、ブンブン振ってる。


「え…。いや、夢なんだけど。」

「わかってるよっ!」


何?その理屈の通らない逆ギレっぷり。


「だいたい、シヌはっ!」


夢の話で、まだ怒ってるし…。


「ふっ…。」

「何笑ってんだよ?!」

「いや。…ホント、ジニョンって…。」


可愛いね。


言葉にするのは、何だか恥ずかしくて、ジニョンの、怒っている唇にキスをした。


Fin.

更新日:2013-02-22 10:49:50

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