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ーDARK CHILDREN :序章&第1章→第7章ー

「うわぁあぁぁあぁ!!!!!!」
沢山悲鳴を出し続けた。
気が付くと暗闇の中だった。

-序章『暗闇の目覚め』-


安堵とまでにはいかないが、平穏に暮らしていた。
安定とまでにはいかないが、平和に過ごしていた。
不安定な生活も安定に。想いも結ばれ少しだけ叶えたかった想いも実を結ぶ。
自分自身には此以上、何を望むと言うのだろうか。血と硝煙の日々。
そんな言葉がお誂え向きな程腐った時もあり失い絶望感な時もあり。
自分自身の物語は正直自慢気に出来る物じゃない。在るとすれば…
『独りじゃない事』『側にいてくれる人』『仲間がいてくれる事』
それで。それだけで満足だった。そして。その出来事は。
『どうにかなる事』と『どうにもならない事』とそのどちらかだとすれば、
正しく『どうにもならない事』だった。嫌。正確に言えば。
『どうにかなるかもしれない事』かも知れない。ある日。ある時。日常での事
吹き荒ぶ風の中運搬車のバイクに股がり疾走していた時の事。
『何かが当たりそうになった』それしか覚えていない。人か?物か?他か?
朧気に記憶にあるのは何も無い所で走っていた事だけ。
モンスターじゃなかった。何が当たりそうになったかは、思い出せなかった。
意識を取り戻して確かめる事も出来なかった。『何も見えないから』
三時間前に遡る物語。それは有り触れた日常の光景。
「お嬢さん珈琲追加ね。」「ドリンクバーですが宜しいですか?」
「マジかよま、良いか。」「恐れ入ります一名様入店しました。」
そこは小さなカフェ。カフェは一軒家で店も共に経営している。
カフェに住んでいるのは僅か四名。
クラウド21歳。ユウカ20歳。イヴ8才。ライ13才。
彼等は元は孤児施設で共に育ち、孤児施設を卒業してからは共働きをしながら
カフェを経営して暮らしている。その若さ故異例と言われるのは仕方がない。
環境が環境なのだから。彼等が暮らす世界の名前は『ミッドガルド』
彼等が暮らす街の名は『ミッドガル』彼等が暮らす世界は、
裕福とは決して言えない。人の衣食住を楽にさせる為にと世界を食い物にした
為世界は荒れ果てていた。魔物と言う人を襲う怪物が街の外を俳諧している為
外へ仕事に行けるのは運搬仕事をしているクラウドくらいの物。
危険な仕事故報酬額も高くまた彼の実力もそこらの素人より断然強い。
一家も安心して暮らせるのは彼により支えられていると言える。
そんな暮らしを揺さぶる事件が起こるとは三時間前の彼女には夢にも思わなかっただろう…それは一件の着信電話から始まった。
「はい。もしもし…えっ!?何かの冗談…はい。はい…分かり…ました…」
それは彼女と同じく働く孤児施設出身の仲間からの連絡だった。
「すみません!!今日はもう店じまいさせて下さい」「冗談だろっ!?理由言えやっ!?」
「すみません!!夫が…夫が事故って病院にいるんです!!すぐに行かないと!!」…お父さんが病院?
それから彼女達が彼の変わり果てた姿を見るのに
そう時間はかからなかった。


仲間からの着信電話が鳴り響く。
すぐに取り聞く内容は信じがたい物だった。
「クラウドが…クラウドがっ!!」
それはいつもの彼女の声ではなかった。
悲惨な。悲痛な。悲鳴の様な張り裂ける様な声だ。
「クラウドは…何処何だよ?」
「緊急…集中…治療室で手術をっ…」
それだけで彼の身が危険な事を知り、
俺は急いで病院に向かう。
俺の名前はルカ。
此は…仲間の事故の真相を求める物語から始まる。

-DARK CHILDREN - 序章ーtobeecontinueー

更新日:2013-05-06 01:16:07

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