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「それで、あの変態が堕天使で悪魔の敵ってことはわかりましたけど、本題って何ですか?」
「本題って言うのは、貴方には私達の仲間になってもらうわ。いえ、正確にはもうなっているかしら」
「どういうことですか?」
「貴方を悪魔にしたのは、悪魔の駒と言うアイテムなの。悪魔の駒は爵位持ちや上級悪魔が持つ特別な道具(アイテム)のことなの」
「それが何か関係あるんですか?」
「ええ、この道具は、悪魔が自分の眷属を作るために使う物なの」
「つまり、眷属を作るための道具を使ったから眷族になれと?」
「そうよ。もちろん、貴方にとってもメリットはあるわ。眷属の悪魔であれば、基本的に堕天使は襲わないし、もし襲われても昨晩みたいに他の眷属や主が助けに行く」
「……もしも、眷属入りを断ったら?」
「そのときは残念だけど、お尋ね者ね。主の下を奔出したり、主を殺して逃げた出した悪魔は『はぐれ』と呼ばれ、悪魔側からも狙われるし、堕天使に襲われても誰も助けてくれない。仮に殺されても眷属悪魔なら抗議の1つもするけど、『はぐれ』ならそれもないわ」

つまり、俺は眷属になる以外に道はないわけか。
まあ、小猫ちゃんが居るし、眷族になるのが嫌って訳じゃないんだけど……
なんかなー。いくら命の恩人とは言え、選択肢を与えないってのはどうかと思う。

「どうする? 私の眷属になってくれるかしら?」

正直、断りたい。
これがもしも、強制でなくお願いだったなら、命の恩人の頼みと聞きただろう。
でも、これは脅迫だ。『仲間にならないな殺す』そう言っているのと変わらない。

「……悪いけど、断らせてもらう」
「その結果、私や堕天使に命を狙われるとしても?」
「ああ。実際、グレモリー先輩も姫島先輩も木場も小猫ちゃんも嫌いじゃない。だが、脅迫まがいの方法で仲間にしようって言うのが気にくわない」
「そう。じゃあ、もう行きなさい。仲間にならないのなら、ここにいる資格はないわ」
「お邪魔しました」

グレモリー先輩に礼をして、オカルト研究部の部室を後にした。

更新日:2014-02-15 20:38:03

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