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小説

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その日の午後。
1時間目で決めたという委員会の集まりが
なぜか早速あるらしくて、それぞれ指定の教室に集まった。


「はーい。1組から順に前から座ってー」


担当は若い女の先生。
こんな人、去年いたっけ。


大体この辺りかな、と席に着く。
そしてすぐに始めの挨拶をしてから先生が声を出した。


「じゃあ出席とりまーす。」


なんか、緩いなこの先生。
体育委員なんてそう楽じゃないはずなんだけど。


一人ひとり名前を呼ばれて、生徒が返事を返す。


「3-7 瀬川さん」


「はい」


「奥山くん」


「・・・・・」


「あれ。7組の奥山くん、お休みですか?」



そうか。
同じなんだった、委員会。
すっかり忘れてた。


って、何でいないの?
さぼり?
あの人そういう感じだったっけ?


先生がひと通り出席確認を済ませて
黒板に文字を書きながら説明を始めた。
「メモしてねー」と言われたからシャーペンと配られたプリントを出した。


「えぇと、体育委員会は主に学園祭準備で動いてもらうので

それ以外の期間の仕事は特にありませーん。」


え、そうなんだ。
全然忙しくないじゃん。
むしろ楽じゃん。


「それでー、基本的にはクラス単位で活動するので

知っておいてくださーい。以上!」


・・・・なんか

メモすることなのか?これ。



「起立、礼」



「皆さんさよーならー!」




終わっちゃった。
何だこの暇な委員会は。
学園祭って夏休み明けじゃん。
それまで何の仕事もないなんて。
まあいいか。楽で。



鞄を持って廊下に出ると


「あっ、瀬川さん!!」


あたしを呼ぶ声がした。




更新日:2013-03-16 21:58:10