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小説

携帯でもPCでも書ける!

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「また明日ね!」


「うん!ばいばーい」



ゆきに別れを告げて教室を出る。
長い一日が終わった。


未だに、顔を思い浮かべれば鼓動が速くなる。

どこかで会ったのかもしれない、とか
気づいたらそればかり考えている。


『彼』のこと。


『風見隼人』のこと。



鼓動が何かを叫ぶ声が全身に伝わってくる。
思い出したいのに、脳がそれを拒む。

踏み出してはいけないのかもしれないけど
気になって仕方がない。


勘違い?
それならいいけれど。

もっと、もっと大切な何かを

忘れているような気がして。




♪♪♪~~


下校途中。
鞄の中の携帯が着信を知らせる。


表示されていたのは


【 1 通の新着メール : 奥山 大智 】



「・・・奥山くんだ・・・・」


またきてる。
そういえば今日は喋ってないかも。
あ、違う。朝に声かけられたっけ。

やっぱり今日は長かったな。



< こんにちは。今日ってこれからヒマ?>



開いたメールに驚く。


暇?

・・・・うん、暇。



<暇だよー?>



何も考えずに返信したら。



<じゃあ今から駅前の喫茶店来れる?>



「・・・・・」


喫茶店?


・・・・・ええ?!



これって、誘われてるんだよね。
でも何で奥山くんがあたしなんかに??

理解、不能。



<行けるけど・・・何で?>



♪♪♪~~



<瀬川さんとゆっくり話したいなーと思って(^^)>




「や・・・っば・・・・//」



何これ。
すごいキュンとくるんですけど!



まぁ、、イケメンさんだから誰にでもこんな感じなんだろうけど。


でもいいかな?今日はホントに暇だし。




<分かった!今から行くね(^^*)>



なんか、はしゃぎすぎかも。
でもやっぱり男友達って新鮮だよね!



<ありがとう。待ってる。>



「ふふっ♪」



なんだか嬉しくなって
頬を緩ませたまま駅前に向かった。





一日中 頭を悩ませていた『彼』のことは

もう、すっかり忘れていた。






更新日:2013-02-27 18:52:11