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「玲也くんおはよー!!」


「あぁ 」


「きゃーーっ♡♡」



ほんと、女子ってのは朝からうるさい。
俺『あぁ』としか言ってねぇのに。
どこに喜べる要素があるんだか。


いつもの朝。
眠いんだから静かにしてほしい。
鬱陶しいにも程がある。


「玲也くんっ♪」


教室に入ると俺の名前を読んだ人物。

・・・・音符マーク付きで。


「おはよう!」


ええと。

誰だっけこいつ。


「あれー?玲也くんもしかして忘れちゃった?
西城絵里だよ!昨日リレーで前に走った!」


あぁ。
あの面倒な女か。


「思い出した。」


「ほんとー?
 もう忘れちゃダメだよ?!」


いやいや。
そんなの俺の自由であって
あんたにどうこう言われる必要性は全くないというか。

まあ、別にいいんだけどね。
口に出さないだけ心広いでしょ俺。
とりあえずマジ関わんな。



とか思っていたらいなくなっていた。

・・・・いつの間に。

あいつなかなか空気読めるな。




「れーいやーー!!」



まただ。

どこからか俺の名前を呼ぶ声。




更新日:2013-02-06 20:24:46

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