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第6話『シティの猟犬』
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「ん、ん……?」
遊真が目を覚ますと、そこは医務室のベッドの上だった。
鼻を突く薬品の臭いに顔をしかめながら、遊真は辺りを見回す。
「お、目ぇ覚めたか遊真」
「ハーヴェスト……」
ベッドの脇に、ブレイドが腰掛けて遊真を見つめていた。
「いやぁ心配したぜ? 丸一日寝っぱなしだったんだからな」
「1日も……」
そう呟きながら、遊真は上体を起こした。
「こいつも心配してたぜ?」
そう言ってブレイドは一枚のカードを取り出し、遊真に見せてきた。
ギースのカードだった。
(目が覚めたようだな遊真)
(……すまない……心配をかけたな)
(ハハッギースのやつずっと『大丈夫か遊真!!』っつって心配してたんだぜ)
(主を心配して何が悪い……)
ギースとブレイドが普通に会話していることに遊真は目を見開いた。
「ハーヴェスト……お前」
「ん? あぁなんつーか、お前とデュエルした後、急に声が聞こえるようになってな」
適当に答えるブレイドに遊真が唖然としていると、ギースが補足を加えた。
「ん、ん……?」
遊真が目を覚ますと、そこは医務室のベッドの上だった。
鼻を突く薬品の臭いに顔をしかめながら、遊真は辺りを見回す。
「お、目ぇ覚めたか遊真」
「ハーヴェスト……」
ベッドの脇に、ブレイドが腰掛けて遊真を見つめていた。
「いやぁ心配したぜ? 丸一日寝っぱなしだったんだからな」
「1日も……」
そう呟きながら、遊真は上体を起こした。
「こいつも心配してたぜ?」
そう言ってブレイドは一枚のカードを取り出し、遊真に見せてきた。
ギースのカードだった。
(目が覚めたようだな遊真)
(……すまない……心配をかけたな)
(ハハッギースのやつずっと『大丈夫か遊真!!』っつって心配してたんだぜ)
(主を心配して何が悪い……)
ギースとブレイドが普通に会話していることに遊真は目を見開いた。
「ハーヴェスト……お前」
「ん? あぁなんつーか、お前とデュエルした後、急に声が聞こえるようになってな」
適当に答えるブレイドに遊真が唖然としていると、ギースが補足を加えた。
更新日:2013-03-10 12:04:14