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坂道の家
その家は狭い坂道の途中にある。
木立に隠れそうな小さな家。
屋根も壁も草に覆われている。
玄関の扉は施錠もされず、
かつて住んでいた家族の靴が残る。
二階の窓は暗く閉ざされ、
そこに幼い姉妹の姿は見えない。
うつむいて泣いていた妹、
立ちつくしていた姉。
どこへ行ってしまったのだろう。
軒下に吊るされた風鈴が
ただ寂しく鳴るばかり。
更新日:2014-03-05 20:07:28
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