• 6 / 7 ページ
お互い、無事に一年生が終わり、二年生になった。
クラスが離れてしまい、落ち込む梨結を慰めたのをよく覚えている。

小さい頃からこれまで、ほぼ毎日梨結の家には遊びに行っていた。
この日もそう、学校帰りそのままお邪魔し、一緒に勉強していた。
次第に勉強よりもお互いのクラスの話題に……。

″友達とお買い物に行くんだ♪″そう言ったときだったと思う。
おもむろにシャープペンシルを振り上げたと思ったら
左手の甲に痛みを感じ、目をやると、先端が刺さっていた。

すぐには把握できなかった。
手の甲には梨結の持つシャープペンシルが刺さっている。
しかし、顔は笑っている。

「梨結…?」
顔を歪ませながら名前を呼ぶと、勢いよく引き抜いた。
手の甲からはぷつぷつと血が出てくる。

更新日:2012-12-17 16:15:13

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook