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**変化**
中学校を卒業し、高校生になった。
梨結とはもちろん同じ学校。
正直に言えば、離れたいという気持ちもあったけど
そうなることは最初から分かっていたし、予想が当たった……
という程度にしか思っていなかった。
「同じクラスになりますように……」
必死に祈っていた梨結の甲斐あってか、本当に同じクラスになった。
相変わらず″みゅぅりたん″とは呼んでいたけど
中学生のときみたいに、怒ったり拗ねたりはなかった。
私の隣にはいつもいたけど、顔はニコニコしていた。
梨結の顔色を伺いながら、クラスメートと話す……。
気疲れはしたけど、友達ができないよりかはずっとマシ。
このとき、梨結は私のあちこちをつねったり
噛んだりしてくるようになった。
″痛い″と言えばやめてくれたけど、またすぐにしてくる。
理由は″おもしろい″その一言だけだった。
その言葉を気にもとめず、拒否することなくやらせていた。
その内飽きるだろう……そんな風に考えていた。
梨結とはもちろん同じ学校。
正直に言えば、離れたいという気持ちもあったけど
そうなることは最初から分かっていたし、予想が当たった……
という程度にしか思っていなかった。
「同じクラスになりますように……」
必死に祈っていた梨結の甲斐あってか、本当に同じクラスになった。
相変わらず″みゅぅりたん″とは呼んでいたけど
中学生のときみたいに、怒ったり拗ねたりはなかった。
私の隣にはいつもいたけど、顔はニコニコしていた。
梨結の顔色を伺いながら、クラスメートと話す……。
気疲れはしたけど、友達ができないよりかはずっとマシ。
このとき、梨結は私のあちこちをつねったり
噛んだりしてくるようになった。
″痛い″と言えばやめてくれたけど、またすぐにしてくる。
理由は″おもしろい″その一言だけだった。
その言葉を気にもとめず、拒否することなくやらせていた。
その内飽きるだろう……そんな風に考えていた。
更新日:2012-12-17 16:09:29