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卑怯こそ、我が本懐

「ま、俺がモリゾーだろうがムックだろうが、どうでも良い。
取り敢えず、俺達の世界の話を聞きたいんだろう?
教えて欲しけりゃ、領土寄越せ。
俺達の世界の話をお前らにしたら、文明が崩壊する。
ちゃんとした過程を踏まずに手に入れた力は自分の身を滅ぼすぞ、えぇ?
例えば、これ」

ギリースーツからRPG-7を想像して引っ張り出すと、ちゃんとそれが出てきた。

「何だ、それは?」
「対戦車ロケット弾。
そうだなぁ……
よし、あの木見ろ」

30mほど先にあるちょっとした気を指差す。

『当たるのか?』
「当てるんだよ。
誰も、後ろに立つなよ!」

後ろに人がいないのを確認し、安全ピンを引き抜く。
そして、セーフティーを解除。
狙って、トリガーを引く。
バシューっと弾頭が発射される。
弾頭は緩やかなカーブを描き、外れ、その後ろの方にあった納屋に直撃、爆発炎上した。

「あーあ、外れちった。
ま、テヘペロで」
「なっ!?
小屋が吹き飛んだ…
ワイバーンのブレス並みの威力じゃないかそれは!!!
それさえあれば、魔族共なんぞ恐るるに足らず!!!」

騎士の一人が叫ぶ。

「かーらーのー」

新しいRPG-7を取り出し、王様に狙いを定める。

「人間に撃てば、綺麗さっぱり吹き飛ぶぜ~」
「なっ!?!」

全員が剣を抜き、構える。

「ちなみに、この武器。
俺等のいた世界で、バカみてーに安い上に、クソみてーに雑魚い武器だな。
子供のお小遣いでも買える。
そんでもって、こっちだ」

AKを取り出す。
そして、コッキングし、上空を飛ぶ鳥達に目掛けて乱射。
何羽か落ちてきた。

「ウッヒャー
今日の夕飯ゲットだぜー
これも、また、子供の小遣いで買える。
おい、盾をあの木に立て掛けてこい」

騎士の一人に言うと騎士は頷くと、それを置く。
距離はやっぱり30mぐらい。
マガジンを替え、再び狙いを定める。

「見てろー」

そして、指切り3点でトリガーを引く。
それを10回やれば、盾には30発分の穴があく。

「おー、我ながら射撃の腕も良いですね、えぇ?」
『森の妖精の身体能力アップのおかげだぞ、主。
その状態なら、山をサルの様に走れるし、平野をコヨーテのように駆けれる』

例えが微妙すぎる…

更新日:2012-11-18 02:17:15

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