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神秘体験

アロマセラピストとして仕事をする中で、私がいつも心がけていたのは、医学的、化学的根拠に基づくロジカルなアロマテラピーを提案するというスタンスでした。


どんな症状にも根拠があります。
それをきちんと解る範囲で説明し、そこに働きかける精油の薬理作用を使って、症状の緩和を試みるというメソッドを紹介していきました。


私の講座を受講された方は、この理論を理解するのですぐにアロマテラピーで様々な健康管理が可能になり、実生活に取り入れて行かれるという利点がありました。


お陰様で、メディカルアロマテラピーというクラスをもう5年以上続けさせていただいています。


この理論をパーソナルに提案するものとして、カウンセリングも行っていました。

ロジカルに構築された方法で、様々な効果が見られ、私も大変勉強になっている活動です。


ところが、あるクライアントのカウンセリングで、ロジカルなだけでは解決出来ない問題に突き当たったのです。


それは、メンタル面での悩みを抱えたクライアントでした。

私はフランス人医師のゴエブ博士より、メンタル面に働きかけるアロマテラピーを伝授されていたので、それで様々なメンタルトラブルをある程度は解決することが出来ました。

ところが、どうしても最後のところで、クライアントが一歩前に出られないという状況に遭遇したのです。


それは理論を超えた力を必要とするモノでした。

でも、どうしたら良いのか解りません。



未解決のままのクライアントを抱えて、半年ほど過ぎたとき、アロマ塾の生徒でもある私の大学の後輩が、あるセミナーに私を誘ってくれたのです。


それは、JM(ジョン・マーク・ハマー)というアメリカのマスターのセミナーでした。

彼はイエシュア(イエス・キリスト)が降臨するチャネラーであり、最も覚醒したマスターだと言われています。



当時の私は「目に見えない物は信じない」という、バリバリの科学者気取りだったので、スピリチュアルなものに対しては非常に否定的でした。

正直なところ、こういう人は詐欺師だとさえ考えていました。



でもこの時、彼の話を聞きに行ってみようと思ったのは、そのセミナーの中で「マグラダのマリア」について語るときいたからです。


私は中学から10年間ミッションスクールに通っていたので、聖書は大好きでした。宗教の成績はいつも「10」で、洗礼を受けることも考えていたほどです。


でも、私の中にはキリスト教に関する二つの疑問がありました。
「マグラダのマリアの存在」と「山上の垂訓」の内容です。
どうしてもここは聖書では納得出来ませんでした。


後輩は、JMはイエシュアのチャネラーだから、そこのところを直接イエシュアから聞いて教えてくれるのだと言うのです。


半信半疑ながらも、興味は尽きません。
そこで、思い切ってJMのセミナー「パブリックトーク」に参加してみたのです。

更新日:2012-12-07 21:44:59

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