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裁判

横浜の関内駅から、銀杏並木の美しい日本大通りを山下公園に向けてまっすぐ歩いていくと、横浜地方裁判所があります。


ハマッ子の私は、子供の頃白くて立派な建物を綺麗だなぁとのんきに眺めていました。


まさか、そこで裁判が行われているとも知らず。


そして、将来そこに自分が行くことになるとは思いも寄りませんでした。まあ、普通そうだと思いますが。


裁判なんて、人生に起こったら嫌ですよね。


でも、私は3回経験しています。


全て原告(訴えた方)です。


別に裁判が好きな訳ではありませんが・・・。


周りにとても頼りになる弁護士さんが何人か居てくださったから、勇気を出して裁判に臨めたのです。


しかも、その3つは全て未亡人になってからでした。


未亡人になると、よってたかって脅したり騙しに来る人が増えるとは聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。(笑)



さて、訴えを起こした理由はそれぞれ以下のものでした。


1,夫から相続した土地の借地権を巡って、地主さんが納得のいかない事を言ってきたので、調停を起こしました。(→これは幸いなことに2年ほど放置したら調停で解決しました。)


2.夫から継承したクリニックのあるビルの上の階に、場外車券売り場(競輪)を作られてしまったので、地元の商店会や学校関係、司法書士の方々と一緒に撤回を要求する訴えを起こしました。
場外車券売り場はその特殊性から、医療機関、学校などからは300メートル離すという法律があるのに、真上に作られたからです。
相手取ったのは経済産業省。地元の弁護士さんがボランティアで引き受けてくださり、国会議員さんまで巻き込んでの裁判でしたが、天下り先の必要なお役所の都合で棄却され、日本の政治の裏側を思い切り垣間見た出来事でした。


3.医療法人の譲渡に於いて、正式な契約書があるのに、契約金の支払いを拒まれた上、残してきた職員にまで迷惑をかけられたので、契約金を支払ってもらう訴えを起こしました。



3.の裁判は、私にとって一番苦しく、自分で必死に戦った、学びの多いものなのでお話したいと思います。


こういう話しは好きではないという方、ムリにこのページは読まないでくださいね。


でも、きちんと戦う必要がある事が世の中にはあるのです。


どんな風に戦ったのか、もしも裁判を考えている方がいたら、参考になさってください。


あまり難しい法律用語は書けませんが、どんな風になっていくのかは出来るだけ具体的にお話してみたいと思います。

更新日:2012-11-08 23:03:32

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