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第4話「気付いた気持ち」

『おっも!』
「んだよこれ子供に持たせる量じゃねーだろ!」

ただ今、三上と資料を運び中。
言い忘れましたが、私と三上で
汚染化委員会に入りました。
↑おいおい

「あーやっぱめんどくせー」
『自分が立候補したんじゃん』
「しゃーねーじゃん。お前マジで美化やんだもん」
『はー?私がやったって関係ないじゃん』
「あーいや・・・それは・・・」

気まずそうに、口ごもる。

「あれ?俊也たちじゃん」
『あ、佐々木くん!』

不思議そうな顔で、耳に差していたイヤホンを抜いた。

「純也まだいたのかよ?」
「あぁ。・・・家帰っても居場所ないし」
『・・・』

なんとなく、返事できなかった。
すごく、淋しげな顔してるから。

「・・・そっ・・・か」

三上も、遠慮がちにうなずいた。
・・・別に、深く考えることじゃないかもしれない。
家に、兄弟の彼氏とか彼女がきてるとか。
考えれば、いくらでも理由は出てくる。

でもなんか・・・
辛そうだよ。

『・・・佐々木くん!』
「ん?」
『ヒマだったらこれ、手伝ってくんないっ?!』

明るい声で、そう言った。
佐々木くんを、このまま一人にはしたくない。

「上村お前、純也の迷惑も考え・・・「いいよ」」

くい気味に返事をして、軽く表情を和らげた。

『ありがと!じゃー行こ!』
「持つよ。貸して」

なぜかドキッとして、素直に半分以上の資料を持たれてしまった。

『さっ・・・佐々木くんのが多いよ!』
「気のせいでしょ」
『いや違う!』
「ははっ」

佐々木くんの笑顔を見て、私はほっとした。
・・・よかった、笑顔になってる。

「どしたの、じっと見てるけど(笑)」

やば、思わず・・・。

『なんでも・・・ないです///』

動揺して、赤面。
気付いてしまったのです

私は、恋をしてるって。

更新日:2012-09-28 18:05:20

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