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六の悪魔陣
とあるビジネスホテル…。
「あれが資料にあった『陣内栄』か。」
ダンテはベッドに寝ながらケータイを開き資料を読んでいた。
「…そういえば、あの格闘コロシアムは何処にあるんだ?」
ダンテはドアと窓の鍵をしっかり閉められていることを確認し目を瞑る。
「…ダイレクトリンク。」
……。
OZの格闘コロシアム『OZマーシャルアーツチャンピオンシップ』。
そこは誰の挑戦でも受けるコロシアム。
ダンテはその会場の前に立っていた。
「ここか…。」
一応丁寧にここへの道を訪ねただけなのに何故か怖がられるわ女共には追いかけまわされるわ全くわからなかった。
「早速中に…。」
「あ、あの~。」
係員らしきアバターが訪ねていた。
「選手ならばあそこに並んでいただけますか?」
係員が指差すところには受付があった。
しかし、思ってた以上に並んでいなかった。
「ここは誰の挑戦でも受けるんだろ?」
「はい。しかし…。」
係員は下を俯きながら呟く。
「ここ最近、キングカズマに挑むアバターが少なくなってきたんです。」
「まああんなに連勝していれば誰だって戦いたくなくなるな。」
「はい…。キングカズマのスポンサーももう少し熱い戦いをしてほしいとご要望が。」
スポンサーまでいるのかよ。
「よしわかった。俺が行こう。」
係員は驚く。
「な、なぜですか?!絶対負けるのに…。」
「しってるか?」
「はい?」
「たぶんそのキングカズマは一人頂点に上っておいて本当はすごく寂しいんだと思うぜ?人を蹴落とす頂点なんて脆いんだよ。」
ダンテは受付の方に歩み寄る。
「アカウント名を表示してください。」
「…マジかよ。」
ダンテは仕方なくアカウント名を表示する。
「…アカウント名『ゆかりんLAVE』さん登録が完了いたしました。集合時間は××時○○分丁度。すぐに試合が始まりますので控え室にてお待ちください。」
「ふう、よかったぜ。」
システムが受付係をしていたおかげでダンテは何とか恥じずに済んだ。
ダンテは控え室に向かうが。
「ゆかりんLAVEさん!?ゆかりんLAVEさん?!」
またしても係員がダンテを呼ぶ。
「これ以上俺を侮辱したらただじゃおかねえぞ。」
「ああいた!ゆかりんLAVEさん!もう試合の時間です!」
ダンテは時計を見るが予定の時間よりまだ早かった。
「おい、まだ時間じゃないぞ?」
「ゆかりんLAVEさんの前の方は瞬殺されました!客は短気が多いのでお早く!!」
「ちっ!しかたね~な~。」
ダンテは髪を掻きながらメイン会場に向かう。
「あれが資料にあった『陣内栄』か。」
ダンテはベッドに寝ながらケータイを開き資料を読んでいた。
「…そういえば、あの格闘コロシアムは何処にあるんだ?」
ダンテはドアと窓の鍵をしっかり閉められていることを確認し目を瞑る。
「…ダイレクトリンク。」
……。
OZの格闘コロシアム『OZマーシャルアーツチャンピオンシップ』。
そこは誰の挑戦でも受けるコロシアム。
ダンテはその会場の前に立っていた。
「ここか…。」
一応丁寧にここへの道を訪ねただけなのに何故か怖がられるわ女共には追いかけまわされるわ全くわからなかった。
「早速中に…。」
「あ、あの~。」
係員らしきアバターが訪ねていた。
「選手ならばあそこに並んでいただけますか?」
係員が指差すところには受付があった。
しかし、思ってた以上に並んでいなかった。
「ここは誰の挑戦でも受けるんだろ?」
「はい。しかし…。」
係員は下を俯きながら呟く。
「ここ最近、キングカズマに挑むアバターが少なくなってきたんです。」
「まああんなに連勝していれば誰だって戦いたくなくなるな。」
「はい…。キングカズマのスポンサーももう少し熱い戦いをしてほしいとご要望が。」
スポンサーまでいるのかよ。
「よしわかった。俺が行こう。」
係員は驚く。
「な、なぜですか?!絶対負けるのに…。」
「しってるか?」
「はい?」
「たぶんそのキングカズマは一人頂点に上っておいて本当はすごく寂しいんだと思うぜ?人を蹴落とす頂点なんて脆いんだよ。」
ダンテは受付の方に歩み寄る。
「アカウント名を表示してください。」
「…マジかよ。」
ダンテは仕方なくアカウント名を表示する。
「…アカウント名『ゆかりんLAVE』さん登録が完了いたしました。集合時間は××時○○分丁度。すぐに試合が始まりますので控え室にてお待ちください。」
「ふう、よかったぜ。」
システムが受付係をしていたおかげでダンテは何とか恥じずに済んだ。
ダンテは控え室に向かうが。
「ゆかりんLAVEさん!?ゆかりんLAVEさん?!」
またしても係員がダンテを呼ぶ。
「これ以上俺を侮辱したらただじゃおかねえぞ。」
「ああいた!ゆかりんLAVEさん!もう試合の時間です!」
ダンテは時計を見るが予定の時間よりまだ早かった。
「おい、まだ時間じゃないぞ?」
「ゆかりんLAVEさんの前の方は瞬殺されました!客は短気が多いのでお早く!!」
「ちっ!しかたね~な~。」
ダンテは髪を掻きながらメイン会場に向かう。
更新日:2012-08-27 10:23:53