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第七話
第七問
問 以下の問いに答えなさい
(1)4sinX+3cos3X=2の方程式を満たし、かつ第一象限に存在するXの値を1つ答えなさい。
(2)sin(A+B)と等しい式を示すのは次のどれか、①~④の中から選びなさい
①sinA+cosB ②sinA-cosB ③sinAcosB ④sinAcosB+cosAsinB
姫路瑞希の答え
(1)X=π/6
(2)④
教師のコメント
そうですね。角度を『°』ではなく『π』で書いてありますし、完璧です
土屋康太の答え
(1)X=およそ3
教師のコメント
およそをつけてごまかしたい気持ちもわかりますが、これでは回答に近くても点数はあげられません。
吉井明久の答え
(2)およそ③
教師のコメント
先生は今までたくさんの生徒を見てきましたが、選択問題でおよそをつける生徒は君が初めてです。
伊藤正宗の答え
(2) ①か②か③
教師のコメント
「下手な鉄砲数撃てば当たる」作戦でも当たらなかったのは君が初めてです。
side 明久
「行くぞ小十郎!」
「いや、明久だけど!?」
「背中は任せるぜ!」
「う、うん」
あのモードが出ると、すっかり人が変わっちゃうんだよな・・・
『Fクラス 伊藤正宗 英語 252点』
『な、なんだよあの点数は!』
『本当にFクラスなのか?』
『Dクラスでかなう奴がいるわけないぞ!』
弱音を吐くDクラスが怯えながら召喚獣に構えさせる。
それを正宗の召喚獣がバッサバッサと斬っていく。
「時間のムダだぜ」
うん、本物の伊達政宗だ。戦国BASARAの。
『正宗』が『伊達政宗』になったのは、少し時間を遡る・・・
☆
『出陣ーーーーーー!』
そんな掛け声とともにほら貝のような音が聞こえたような気がした。
とりあえず序盤はかなり劣勢だった。
島田さんのヤバイスイッチに触れそうだったり、
島田さんがDクラスの女子と危ないことになりそうだったり、
島田さんがなんとか助かったけれどすごく怒っていたりした。
このあたりと試召戦争のルールは省略します。(忘れた人は原作で)
「待たせたな」
正宗が来た。なんか張り切ってるな。
「今ちょっとピンチだけど、やってくれる?」
「ああ、なんか『アイツ』が、騒いでいるんだ・・・」
「そうなんだ・・・。じゃ、頼むよ!」
「OK, Are you Ready? 試獣召喚!」
その掛け声とともに、正宗の召喚獣が現れた。
その容姿は・・・大きな三日月がついている兜、青い服、そして眼帯だった。
「って、これ伊達政宗そのものじゃないか!」
「あぁ、 なに言ってやがる小十郎、俺以外に独眼竜がいるってのか?」
あ、そうだった。あと、明久なんだけど・・・
「行くぞ小十郎!」
「いや、明久だけど!?」
「背中は任せるぜ!」
「う、うん」
というかんじで、『正宗』は戦いのことになると、人格が変わってしまうのだ。変わるどころか、既に別人になる。
そしてなぜか戦国BASARAの伊達政宗に。
更になぜだか僕のことを片倉小十郎だと思ってるし・・・。
まぁいいや・・・ちょっと乗ってあげようかな。
「あなたの背中は守る・・・存分になされよ」
これもBASARAの引用だけど、どう思うかな?
「小十郎、声がおかしいぜ?」
精一杯やったけどこれが限界です。
「声まねなら、秀吉にやらせれば・・・」
「はぁ、誰が豊臣なんざに頼るか!」
いや、そうじゃなくて・・・あっちからすれば正論なんだけど・・・
「・・・失礼。しかし政宗様」
「なんだ?」
「一人も戦死してないのですが・・・」
「そうか? とにかく進むぞ! あとは援軍に任せとけ」
それならいいんだけど。
今の状況、僕と正宗で真っ直ぐ廊下を突っ切っていき、ダメージを与えて、Fクラスメンバーと交代。軽くでも点数は減ってるから、倒せずとも倒されず、足止めくらいはできる。
ところで、『伊達政宗』のほうが召喚獣操れているけどなんでだろう?
なんかそれなりにうまいし、すごい感情移入もしてるし・・・。まぁでも確か正宗って、元々召喚獣の操作うまかったんだよね、下手すれば僕以上に。
「って、おっと!」
考えてる隙に、政宗の背後を狙う人がいた。なんとかとめられてよかった。
「小十郎、thank you!」
だから明久なんだけど。
「HELL DRAGON!《ヘルドラゴン》 ya!」
おお、なんか電気飛ばした! 『腕輪』以外でこんなの出せるときもあるんだなぁ。
☆
「やれやれ、おとなしく斬られてくれよ」
Dクラスの教室には入れた。
「ふぅ、やっぱり来たか、伊藤君」
妙にBクラス代表・平賀君は余裕そうだった。
一対一で進むとどんな点数であってもたまに受けるダメージもあったけど、政宗はとにかく一点突破をして力を残すようにしたわけだ。それによって教室への侵入に成功した。
問 以下の問いに答えなさい
(1)4sinX+3cos3X=2の方程式を満たし、かつ第一象限に存在するXの値を1つ答えなさい。
(2)sin(A+B)と等しい式を示すのは次のどれか、①~④の中から選びなさい
①sinA+cosB ②sinA-cosB ③sinAcosB ④sinAcosB+cosAsinB
姫路瑞希の答え
(1)X=π/6
(2)④
教師のコメント
そうですね。角度を『°』ではなく『π』で書いてありますし、完璧です
土屋康太の答え
(1)X=およそ3
教師のコメント
およそをつけてごまかしたい気持ちもわかりますが、これでは回答に近くても点数はあげられません。
吉井明久の答え
(2)およそ③
教師のコメント
先生は今までたくさんの生徒を見てきましたが、選択問題でおよそをつける生徒は君が初めてです。
伊藤正宗の答え
(2) ①か②か③
教師のコメント
「下手な鉄砲数撃てば当たる」作戦でも当たらなかったのは君が初めてです。
side 明久
「行くぞ小十郎!」
「いや、明久だけど!?」
「背中は任せるぜ!」
「う、うん」
あのモードが出ると、すっかり人が変わっちゃうんだよな・・・
『Fクラス 伊藤正宗 英語 252点』
『な、なんだよあの点数は!』
『本当にFクラスなのか?』
『Dクラスでかなう奴がいるわけないぞ!』
弱音を吐くDクラスが怯えながら召喚獣に構えさせる。
それを正宗の召喚獣がバッサバッサと斬っていく。
「時間のムダだぜ」
うん、本物の伊達政宗だ。戦国BASARAの。
『正宗』が『伊達政宗』になったのは、少し時間を遡る・・・
☆
『出陣ーーーーーー!』
そんな掛け声とともにほら貝のような音が聞こえたような気がした。
とりあえず序盤はかなり劣勢だった。
島田さんのヤバイスイッチに触れそうだったり、
島田さんがDクラスの女子と危ないことになりそうだったり、
島田さんがなんとか助かったけれどすごく怒っていたりした。
このあたりと試召戦争のルールは省略します。(忘れた人は原作で)
「待たせたな」
正宗が来た。なんか張り切ってるな。
「今ちょっとピンチだけど、やってくれる?」
「ああ、なんか『アイツ』が、騒いでいるんだ・・・」
「そうなんだ・・・。じゃ、頼むよ!」
「OK, Are you Ready? 試獣召喚!」
その掛け声とともに、正宗の召喚獣が現れた。
その容姿は・・・大きな三日月がついている兜、青い服、そして眼帯だった。
「って、これ伊達政宗そのものじゃないか!」
「あぁ、 なに言ってやがる小十郎、俺以外に独眼竜がいるってのか?」
あ、そうだった。あと、明久なんだけど・・・
「行くぞ小十郎!」
「いや、明久だけど!?」
「背中は任せるぜ!」
「う、うん」
というかんじで、『正宗』は戦いのことになると、人格が変わってしまうのだ。変わるどころか、既に別人になる。
そしてなぜか戦国BASARAの伊達政宗に。
更になぜだか僕のことを片倉小十郎だと思ってるし・・・。
まぁいいや・・・ちょっと乗ってあげようかな。
「あなたの背中は守る・・・存分になされよ」
これもBASARAの引用だけど、どう思うかな?
「小十郎、声がおかしいぜ?」
精一杯やったけどこれが限界です。
「声まねなら、秀吉にやらせれば・・・」
「はぁ、誰が豊臣なんざに頼るか!」
いや、そうじゃなくて・・・あっちからすれば正論なんだけど・・・
「・・・失礼。しかし政宗様」
「なんだ?」
「一人も戦死してないのですが・・・」
「そうか? とにかく進むぞ! あとは援軍に任せとけ」
それならいいんだけど。
今の状況、僕と正宗で真っ直ぐ廊下を突っ切っていき、ダメージを与えて、Fクラスメンバーと交代。軽くでも点数は減ってるから、倒せずとも倒されず、足止めくらいはできる。
ところで、『伊達政宗』のほうが召喚獣操れているけどなんでだろう?
なんかそれなりにうまいし、すごい感情移入もしてるし・・・。まぁでも確か正宗って、元々召喚獣の操作うまかったんだよね、下手すれば僕以上に。
「って、おっと!」
考えてる隙に、政宗の背後を狙う人がいた。なんとかとめられてよかった。
「小十郎、thank you!」
だから明久なんだけど。
「HELL DRAGON!《ヘルドラゴン》 ya!」
おお、なんか電気飛ばした! 『腕輪』以外でこんなの出せるときもあるんだなぁ。
☆
「やれやれ、おとなしく斬られてくれよ」
Dクラスの教室には入れた。
「ふぅ、やっぱり来たか、伊藤君」
妙にBクラス代表・平賀君は余裕そうだった。
一対一で進むとどんな点数であってもたまに受けるダメージもあったけど、政宗はとにかく一点突破をして力を残すようにしたわけだ。それによって教室への侵入に成功した。
更新日:2012-08-01 16:13:47