- 9 / 57 ページ
第九話 暴食姫の暴力
ダンテは大きな桜の木に向かって歩いて行った。
「サクラの木に変わって、空気は気色悪いな。」
それもそのはず、『死の気』は大きな桜の木に近づく事で一層強まって行く。
『死の気』は要するに死を誘う心という事だ。この死の気を受けた人間は徐々に体力を失われて行き、終いには死んでしまうこともある。しかし、ダンテは半人半魔なので影響を受けない。
「あのでけえ木辺りに悪魔の気配がプンプン出てるぜ。」
ダンテには悪魔の気配が丸分かりだった。あながち、依頼の内容は間違っていないようだ。
「しかし、依頼の場所ってここ…?」
「ちょっとお待ちなさい。」
その時、ポワポワとした声を掛けられた。
ダンテは声がした前方のやや斜め上に目をやると…。
「おいおい。人間はついに一人で空を飛ぶ技術を身に付けたっていうのか?」
そこには変な青い服に扇子を持った女性が地上十メートル位の所で浮遊していた。
「ふふふ。面白いことを言うわね~…え~と?」
「ダンテだ。」
「へ~ダンテね~。まあ私は人間じゃ無いわよ?」
「ああ。どうせ妖夢と同じ幽霊ってオチだろ?」
「いいえ。妖夢は半人半霊。私は『西行寺 幽々子』。完全なる霊体。ちなみにここの管理を1000年間以上しているわ。」
「だからお嬢様見たくそんなにポワポワなわけだ。特に胸が…。」
ダンテはその大きく膨らんだ幽々子の胸をまじまじ見る。
「あらあら、見かけによらず結構変態さんなのね。」
「男は誰だって変態さ。」
「ふふ、そう。ならばその変態さんにはきつ~いお仕置きをしなければならないわね~。それに…。」
幽々子は扇子を広げて言った。
「自分の従者が殺されたのに、黙って見ている訳にはいかないでしょ?」
鋭い目つきでダンテを睨んだ。
「いいね~熱いね~。だがな俺は妖夢は…」
「今回は少しばかし本気で行くわよ~!。」
人の話を聞いていない…。
「サクラの木に変わって、空気は気色悪いな。」
それもそのはず、『死の気』は大きな桜の木に近づく事で一層強まって行く。
『死の気』は要するに死を誘う心という事だ。この死の気を受けた人間は徐々に体力を失われて行き、終いには死んでしまうこともある。しかし、ダンテは半人半魔なので影響を受けない。
「あのでけえ木辺りに悪魔の気配がプンプン出てるぜ。」
ダンテには悪魔の気配が丸分かりだった。あながち、依頼の内容は間違っていないようだ。
「しかし、依頼の場所ってここ…?」
「ちょっとお待ちなさい。」
その時、ポワポワとした声を掛けられた。
ダンテは声がした前方のやや斜め上に目をやると…。
「おいおい。人間はついに一人で空を飛ぶ技術を身に付けたっていうのか?」
そこには変な青い服に扇子を持った女性が地上十メートル位の所で浮遊していた。
「ふふふ。面白いことを言うわね~…え~と?」
「ダンテだ。」
「へ~ダンテね~。まあ私は人間じゃ無いわよ?」
「ああ。どうせ妖夢と同じ幽霊ってオチだろ?」
「いいえ。妖夢は半人半霊。私は『西行寺 幽々子』。完全なる霊体。ちなみにここの管理を1000年間以上しているわ。」
「だからお嬢様見たくそんなにポワポワなわけだ。特に胸が…。」
ダンテはその大きく膨らんだ幽々子の胸をまじまじ見る。
「あらあら、見かけによらず結構変態さんなのね。」
「男は誰だって変態さ。」
「ふふ、そう。ならばその変態さんにはきつ~いお仕置きをしなければならないわね~。それに…。」
幽々子は扇子を広げて言った。
「自分の従者が殺されたのに、黙って見ている訳にはいかないでしょ?」
鋭い目つきでダンテを睨んだ。
「いいね~熱いね~。だがな俺は妖夢は…」
「今回は少しばかし本気で行くわよ~!。」
人の話を聞いていない…。
更新日:2012-07-05 19:04:28