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第四話 スペルカード?
「で?何だよ?。」
「そう怒らないでよ。」
「別に怒ってねーよ。」
ダンテは不機嫌そうに椅子に座っていた。
やる気満々の所を紫に止められたのだから調子が狂ったのだろう。
「後で良い所連れてってあげるわよ?」
「ホテルか?」
「違うわよ!これから仕事をしてもらう場所よ!」
紫は頬を赤くして近くにあったビリヤード台をダンテに投げようとしていた。
「わかったわかった。落ち着け。」
紫はビリヤード台から手を離しダンテの方を向いた。
「あなたにはこれから『幻想郷』に行ってもらうわ。危険度は結構高いわよ?」
「俺はもうあんたに雇われたんだ。今更どうこう言うつもりはねーよ。」
「ふふ、そうね。じゃあ受け取って。」
紫は隙間から数枚お札を出し、それをダンテに投げつけた。
ダンテは札を受け取り確認した。
「…なんだ?真っ白じゃねーか。」
「こっちの世界では『スペルカード』っていうのがあなたの武器になるわ。その札にあなたが使いたい弾幕・・・じゃなかった。道具の名前をその札に書くのよ。書き終わったらまた私に貸して。妖力を込めてそれを呼び出せるようにするから。」
「OK!。待ってな!」
ダンテは紫からペンを受け取り少し考えながら数枚の札に名前を書いていった。
二分後…
「終わったぜ紫。」
「そう。じゃあ貸して。」
紫はダンテから札を受け取り一枚一枚妖力を込めた。
「呼び出す方法はその名前を思えば出てくるわよ。」
「で?どうやって戦うんだ?」
「後は実戦で理解してちょうだい。じゃあもう行きましょう。」
「あ~二つぐらい質問いいか?」
紫はきょとんとした顔で振り向く。
「ん?なにかしら?」
「幻想郷って何所にあるんだ?」
「・・・ここの地図には載ってないわ。風景などは日本と同じ。」
「じゃあ、ピザ屋とストロベリーサンデーはあるか?」
「・・・ピザってあのマズイ?」
紫は驚いている。
「マズくはねーだろ。」
「いえ、マズイわ。で、ストロベリーサンデーって?」
「器に生クリームを入れストロベリーが乗っている甘いパフェさ。」
「幻想郷にはないわそんなの。だけど一度食べてみたいわね。」
「仕事が終わったら。一杯奢るぜ。」
「それもいいかもね。」
紫はスキマを開いた。
「もうそろそろ行かないと夕飯に遅れるわ。」
「飯食べさせてくれるのか?」
ダンテは不思議そうに紫を見た。
「ええ、そのつもりよ?。」
「…ありがとよ。」
ダンテは少し胸がムズムズした。いままでほとんどピザとストロベリーサンデーをご飯代わりにしていたから、正直人の作った料理を食べるのに少しだけ抵抗があった。
「あなたからそんな言葉が出るなんて…気持ち悪いわね。」
「ふん。気にするな。」
紫はクスクスッと笑っていた。
「それじゃあ幻想郷にごあんな~い。」
紫は隙間に入っていった。
そしてダンテはその後に続いて入って行った。
「ふふ、おもしろそうじゃない。」
スキマが閉じる寸前、物陰に隠れていた女性らしき人がスキマに入っていった。
「そう怒らないでよ。」
「別に怒ってねーよ。」
ダンテは不機嫌そうに椅子に座っていた。
やる気満々の所を紫に止められたのだから調子が狂ったのだろう。
「後で良い所連れてってあげるわよ?」
「ホテルか?」
「違うわよ!これから仕事をしてもらう場所よ!」
紫は頬を赤くして近くにあったビリヤード台をダンテに投げようとしていた。
「わかったわかった。落ち着け。」
紫はビリヤード台から手を離しダンテの方を向いた。
「あなたにはこれから『幻想郷』に行ってもらうわ。危険度は結構高いわよ?」
「俺はもうあんたに雇われたんだ。今更どうこう言うつもりはねーよ。」
「ふふ、そうね。じゃあ受け取って。」
紫は隙間から数枚お札を出し、それをダンテに投げつけた。
ダンテは札を受け取り確認した。
「…なんだ?真っ白じゃねーか。」
「こっちの世界では『スペルカード』っていうのがあなたの武器になるわ。その札にあなたが使いたい弾幕・・・じゃなかった。道具の名前をその札に書くのよ。書き終わったらまた私に貸して。妖力を込めてそれを呼び出せるようにするから。」
「OK!。待ってな!」
ダンテは紫からペンを受け取り少し考えながら数枚の札に名前を書いていった。
二分後…
「終わったぜ紫。」
「そう。じゃあ貸して。」
紫はダンテから札を受け取り一枚一枚妖力を込めた。
「呼び出す方法はその名前を思えば出てくるわよ。」
「で?どうやって戦うんだ?」
「後は実戦で理解してちょうだい。じゃあもう行きましょう。」
「あ~二つぐらい質問いいか?」
紫はきょとんとした顔で振り向く。
「ん?なにかしら?」
「幻想郷って何所にあるんだ?」
「・・・ここの地図には載ってないわ。風景などは日本と同じ。」
「じゃあ、ピザ屋とストロベリーサンデーはあるか?」
「・・・ピザってあのマズイ?」
紫は驚いている。
「マズくはねーだろ。」
「いえ、マズイわ。で、ストロベリーサンデーって?」
「器に生クリームを入れストロベリーが乗っている甘いパフェさ。」
「幻想郷にはないわそんなの。だけど一度食べてみたいわね。」
「仕事が終わったら。一杯奢るぜ。」
「それもいいかもね。」
紫はスキマを開いた。
「もうそろそろ行かないと夕飯に遅れるわ。」
「飯食べさせてくれるのか?」
ダンテは不思議そうに紫を見た。
「ええ、そのつもりよ?。」
「…ありがとよ。」
ダンテは少し胸がムズムズした。いままでほとんどピザとストロベリーサンデーをご飯代わりにしていたから、正直人の作った料理を食べるのに少しだけ抵抗があった。
「あなたからそんな言葉が出るなんて…気持ち悪いわね。」
「ふん。気にするな。」
紫はクスクスッと笑っていた。
「それじゃあ幻想郷にごあんな~い。」
紫は隙間に入っていった。
そしてダンテはその後に続いて入って行った。
「ふふ、おもしろそうじゃない。」
スキマが閉じる寸前、物陰に隠れていた女性らしき人がスキマに入っていった。
更新日:2012-07-05 18:55:05