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第十四話 み~つけた!。そしていいものほど早く食べる
「すいません…幽々子様…。」
「キエェェェェェェェェイ!」
ヘル=バンガードは顔面崩壊でも笑いながら鎌を上から下へと振った。
「……え?」
しかし、いくら待っても何も起こらなかった。
妖夢恐る恐る目を開け目の前の光景に驚いた。
「おいおい。主君もひ弱ならその従者も弱いのか?」
そこへ大剣を持った人物がヘル=バンガードの一撃を片手だけで防いでいた。
「ダンテさん!!…あ。」
そこにいたのは紛れもなくダンテがいた。
ダンテは鎌を弾き飛ばし妖夢が地面すれすれに倒れるところをお姫様抱っこして止めた。
「…ん?」
妖夢は気を失っていた。
ヘル=バンガードとの戦闘(主に精神面)に疲れたのだろう。
「仕方ねえな。ここで待ってろ。」
ダンテは一本の桜の木に妖夢を寝かせた。
その間、ヘル=バンガードは鎌を持って迫って来た。
「キエェェェェェェェェイ!」
ヘル=バンガードは慌ててダンテの背中に向けて鎌を振った。
もうこの男から逃げるのは無理だと悟ったのだ。
パシッ!
それをダンテは刃の部分を右手で持って止めてしまう。
しかも後ろを向きながら止めたのだ。
「…おい。」
一瞬、辺りが凍り付く。
ヘル=バンガードはダンテの手から鎌を取ろうとしたが鎌はいくら振ってもビクともしない。
「いくらよ、俺とこいつがついさっき知り合っただけだけれどな…。」
ダンテはゆっくり立ち上がりヘル=バンガードに振り向く。
「俺の仕事と関係ねー奴が傷付くって言うのが許せねーんだよ!!」
ダンテはリベリオンを抜き、物凄いスピードでヘル=バンガードの顔面を刺し貫いた。
「キャァァァァァァァァァァア!!!」
ヘル=バンガードは悲鳴を上げ、一瞬貫かれたところから白い光が漏れ出した。
すると、ヘル=バンガードが口を開いた。
「キキキ…キサマラハ…ヒゲキノヒキガネヲヒイタ…。モウアトモドリハデキナイデアロウ……センソウノハジマリダ!!!」
「はぁ?何だそりゃ?」
そして体全体が砂になって消えた。
「悲劇の引き金なんだか戦争なんだか知らねーが、仕事だからその位止めてやるさ。」
やはりダンテは戦争さえも仕事として分類してしまう。
改めて思うがスゴイと言うレベルではない。
ダンテはリベリオンをスペルカードに戻し、妖夢を抱き上げた。
「さて、帰るか。」
ダンテは妖夢を連れて歩き出した。
「って言っても、何処に行けやいいんだ?」
「んん…。」
妖夢が目を覚ました。
「よう!起きたか。」
「……??!!」
「ちょ、おい!」
妖夢は頬を赤くしてジタバタとダンテの腕の中で暴れる。
「落ち着け!」
「…う~恥ずかしい。」
妖夢は頬を赤くして黙り込んだ。
「お前の主の家に案内してくれ。」
ダンテが呼びかけるも、妖夢はそっぽを向いて指をさした。
「あっちか。」
そう言ってダンテは妖夢を抱え直し、差された方向に走るのであった。
「キエェェェェェェェェイ!」
ヘル=バンガードは顔面崩壊でも笑いながら鎌を上から下へと振った。
「……え?」
しかし、いくら待っても何も起こらなかった。
妖夢恐る恐る目を開け目の前の光景に驚いた。
「おいおい。主君もひ弱ならその従者も弱いのか?」
そこへ大剣を持った人物がヘル=バンガードの一撃を片手だけで防いでいた。
「ダンテさん!!…あ。」
そこにいたのは紛れもなくダンテがいた。
ダンテは鎌を弾き飛ばし妖夢が地面すれすれに倒れるところをお姫様抱っこして止めた。
「…ん?」
妖夢は気を失っていた。
ヘル=バンガードとの戦闘(主に精神面)に疲れたのだろう。
「仕方ねえな。ここで待ってろ。」
ダンテは一本の桜の木に妖夢を寝かせた。
その間、ヘル=バンガードは鎌を持って迫って来た。
「キエェェェェェェェェイ!」
ヘル=バンガードは慌ててダンテの背中に向けて鎌を振った。
もうこの男から逃げるのは無理だと悟ったのだ。
パシッ!
それをダンテは刃の部分を右手で持って止めてしまう。
しかも後ろを向きながら止めたのだ。
「…おい。」
一瞬、辺りが凍り付く。
ヘル=バンガードはダンテの手から鎌を取ろうとしたが鎌はいくら振ってもビクともしない。
「いくらよ、俺とこいつがついさっき知り合っただけだけれどな…。」
ダンテはゆっくり立ち上がりヘル=バンガードに振り向く。
「俺の仕事と関係ねー奴が傷付くって言うのが許せねーんだよ!!」
ダンテはリベリオンを抜き、物凄いスピードでヘル=バンガードの顔面を刺し貫いた。
「キャァァァァァァァァァァア!!!」
ヘル=バンガードは悲鳴を上げ、一瞬貫かれたところから白い光が漏れ出した。
すると、ヘル=バンガードが口を開いた。
「キキキ…キサマラハ…ヒゲキノヒキガネヲヒイタ…。モウアトモドリハデキナイデアロウ……センソウノハジマリダ!!!」
「はぁ?何だそりゃ?」
そして体全体が砂になって消えた。
「悲劇の引き金なんだか戦争なんだか知らねーが、仕事だからその位止めてやるさ。」
やはりダンテは戦争さえも仕事として分類してしまう。
改めて思うがスゴイと言うレベルではない。
ダンテはリベリオンをスペルカードに戻し、妖夢を抱き上げた。
「さて、帰るか。」
ダンテは妖夢を連れて歩き出した。
「って言っても、何処に行けやいいんだ?」
「んん…。」
妖夢が目を覚ました。
「よう!起きたか。」
「……??!!」
「ちょ、おい!」
妖夢は頬を赤くしてジタバタとダンテの腕の中で暴れる。
「落ち着け!」
「…う~恥ずかしい。」
妖夢は頬を赤くして黙り込んだ。
「お前の主の家に案内してくれ。」
ダンテが呼びかけるも、妖夢はそっぽを向いて指をさした。
「あっちか。」
そう言ってダンテは妖夢を抱え直し、差された方向に走るのであった。
更新日:2012-07-05 20:27:09