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プロローグ

 この世に邪悪がはびこる時、必ず現れるという希望の闘士、聖闘士。
 その拳は空を裂き、蹴りは大地を割るという。
 天空の88の星座を模した聖衣を纏い、地上の女神アテナを守る使命を帯びた者たち。
 だが ―― 。
 その力をもって海皇ポセイドン、冥王ハーデスの地上侵攻を食い止め、遂に宿敵たる両者を退け、神話の時代から続いた長き聖戦に終止符を打ったアテナであったが、それゆえに彼女こそが今や、神に背く謀叛者と呼ばれる身であった。
 そして、彼女に従い、若き少年たちにアテナを託して、冥界の嘆きの壁に散った12人の黄金聖闘士もまた、人の身でありながら神に弓を引いた大罪人とされ、死して尚、その魂を永遠に石像に封じられたのであった。


 あったはず、だった。


 しかし、アテナ、ポセイドン、ハーデス以外のオリンポス神族は知らない。
 聖闘士がどれだけあきらめが悪く、しぶとい奴らかを。


 奇蹟を成し遂げた5人の青銅聖闘士が、アテナに代わり地上の人間たちを制圧せんと動き出したオリンポスの神々との戦いに突入したとき ―― 。


 聖域・サンクチュアリを統括する教皇にして、先代牡羊座の黄金聖闘士、アリエスのシオン。
 その弟子にして聖闘士随一のサイキック、現牡羊座アリエスのムウ。
 力強き黄金の野牛、牡牛座タウラスのアルデバラン。
 孤高なる死への案内人、蟹座キャンサーのデスマスク。
 光と影の宿命を背負いし最強の聖闘士、双子座ジェミニのサガとカノン。
 光速の拳を持つ誇り高き勇者、獅子座レオのアイオリア。
 最も神に近い男、乙女座バルゴのシャカ。
 シオンと共に二度の聖戦を戦い抜いた聖闘士の要、天秤座ライブラの童虎。
 燃え盛る真紅の炎、蠍座スコーピオンのミロ。
 勝利への一矢を放つ気高き守護者、射手座サジタリアスのアイオロス。
 女神への忠誠心の証たる聖剣を授けられし者、山羊座カプリコーンのシュラ。
 絶対零度の凍気を操る氷の魔術師、水瓶座アクエリアスのカミュ。
 十二宮最後の砦を守る美しき戦士、魚座ピスケスのアフロディーテ。
 
 彼ら、黄道十二星座の聖衣をまとう黄金の英雄たちもまた、再び、運命に挑む。

更新日:2012-07-04 13:53:47

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聖闘士星矢 黄金聖闘士復活篇~序奏~