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01.キミニハイエナイ



昔からずっと一緒にいて、

これからだって、一緒にいれるなんて思ってた。


"出会いがあれば、別れもある。"


そんなことはわかっていたのに、

君と離れることなんて一度も考えたことが無かった。

なんでかなんて、全然わかんなかった。

だけど・・・突然その意味を知った。


「鏡涼高校に行くことにしたから・・・。」


その言葉がきっかけだった。

なんて事もない言葉なはずなのに、

僕にとっては自分でも理解出来ないほど驚いて、焦った。

いつかは・・・離れる時が来る。

わかっていたけれど、受け止めたくない現実。


そのときやっと、自分の気持ちに気づけた。

今まで気付かなかったのがおかしい。

いや、もしかしたら、

気づいていたけれど、気づかないフリしてたんだろう。

それ程までに、あってはいけないことだった。


「僕も・・・一緒に行く。」


気づけばそう言っていた。

考えるよりも言葉が勝手に出てきた。

それほどまでに僕は・・・――――



一緒にいることが当たり前。

気づいたときにはすでに君は、僕の傍にいた。

笑ったり、泣いたり、怒ったりしてる僕の隣で、

君も一緒になって、笑って、泣いて、怒ってくれた。

僕はいつもそんな君の姿を見て、憧れて。

視線はいつも君を追っていた。

今頃気づいた僕の気持ち。

友達以上の気持ちなんてあるわけない、なんて自分に言い聞かせて、

現実から目を背けて・・・ただ僕は逃げていただけだった。


僕が君に・・・
















    恋をしていたという事実から。


















   キミニハミエナイ  START!

更新日:2012-06-08 21:36:18

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