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≪タマムシデパート≫

ここは、タマムシシティのポケモンセンター・・・
街が大きい事もあり、カントー随一の大きさを誇る、ポケモンセンターだ
そのポケモンセンターの一角、この部屋から、物語は始まる
ベッドで一人の青年が、ピカチュウやカラカラ、ヤミカラス、エネコ、ニャース、パウワウと共に寝ている・・・
「・・・う~ん・・・あ・・・朝か・・・ふああああああ」
カーテンから射しこんで来る光に目が覚め、起きるや否や大きな口を開け欠伸をし、のそのそと起き上がる
「・・・ふぅ・・・準備するか・・・」

そう言うなり、備え付けのシャワーと洗面所へ向かう

5分後・・・
「・・・ふ~・・・準備完了」
「ピカピ」
「カララ」
「ヤミヤ」
「ニャア」
「ニャウ」
「パウワ」
「? お? 起きたか?」
「「「「「「コックリ」」」」」」
「そうか、おはよう、ピカチュウ、カラカラ、ヤミカラス、エネコ、ニャース、パウワウ」
ピカチュウ達からも「おはよう」と言われ、其々の頭をわしゃわしゃ撫でる
朝から、幸せそうな顔を其々していれば

コンコン
「? はい?」
「サトシ! 起きた?」
「おう、起きたぞ? シゲルか?」
「うん、入るよ? いいかい?」
「何、遠慮してんだか・・・」
ガチャ
サトシが、ドアから顔を出す、それに続き、ピカチュウ、カラカラ、ヤミカラス、エネコ、ニャース、パウワウも顔を出す
「何?」
「おはよう」
「おはよう、で? どうかした?」
「ご飯だってさ」
「分かった、お前も、先起き立てだろ・・・」
「!? なんで!?」
「寝癖と、後は、顔に布団の痕が付いてるぜ?」
「!! ほ ホント!?」
「うん」
「「「「「「コックリ」」」」」」
サトシと一緒に、ピカチュウ達が頷くのを見て、シゲルの顔が赤く染まる
「・・・うわ~、恥ずかしい・・・さっき、タケシが来たんだけど・・・見られたかも・・・」
「まぁ、いいじゃん、男同士なんだし、そこら辺は気にスンナって」
「君と一緒にしないでよ・・・」
「・・・どういう意味だ、コラ! 気を使って、やったのに・・・」
シゲルの髪を、めちゃめちゃにする
「!! うわ~~~~、ストップ、ストップ!!」
「へ、仕返し」
「・・・子供か・・・」
「うるせぇ・・・」

そんなやり取りをする2人に、ピカチュウ、カラカラ、ヤミカラス、エネコ、ニャース、パウワウが、可笑しそうにクスクス笑っている、朝から、微笑ましい

更新日:2013-07-12 19:02:10

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サトシとポケモン達とその仲間達の冒険リメーク