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「頑張る」ということ。


「頑張る」 って、どういう言葉でしょう。


以下、ネットで調べた、「頑張る」の意味です。

 1.一所にじっと控えること。

 2.困難に屈せず、努力し続けること。

 3.自説を押し通す。頑固に意地を張ること。

語源の由来が、「我を張る」から転じた事という説もあります。


頑張る、という言葉は、ポジティブな言葉として良く使われます。

 頑張って、勉強する とか   頑張って、仕事する とか

「頑張れば、幸せが約束されている」
と言う事が、前提とされた言葉だと思います。

 頑張って勉強すれば幸せになれるから。
 頑張って仕事すれば幸せになれるから。

本当に、それは、頑張る事によって、確約された事なんでしょうか。

 勉強すれば、条件の良い人生が待っている。
 頑張って仕事をすれば、条件の良い人生が待っている。

条件が、環境が良くなる事が、「幸せ」なんでしょうか。

確かに、それは間違いではないでしょう。
でも、それが幸せかの様に考える事は、正しいのでしょうか。
「条件の良い人生」が幸せなのでしょうか。
違うから、みんな不満げに生活しているのではないのでしょうか。


頑張るの意味を、もう一度見てみたいと思います。

1.一所にじっと控えること。
 同じ所から、ずっと動かずに、自分を抑え、控え続ける。
 これを続ける事によって、幸せになるのでしょうか。
 その先に、幸せが必ず待っていると、誰も保障してくれません。

2.困難に屈せず、努力し続けること。
 どんな事があっても、自分の考えは曲げない。
 これは、どんな辛い思いをしても、耐え続ける事が前提です。
 耐え続けた後に、幸せが無ければ、その人はとても辛い思いをするだけです。

3.自説を押し通す。頑固に意地を張ること。
 自分の意見は、他の何よりも優れている。
 他の考えは、絶対ありえない。
 他の人を押しのけてでも、自分が正しいと考えている。
 そんな考えで、本当に幸せになるんでしょうか。

頑張るの意味は、ポジティブな意味で良く使われます。
しかし、こうやって見てみると、ネガティブにしか思えないのです。

自分が想定した「幸せ」を手に入れる為に、全てを犠牲にしているのです。

ずっと耐えている間に、他の幸せがあるかもしれません。
それは、幸せじゃないと、どうして決めてしまうのでしょう。

条件の良い人生を、ほんのひと時生きる為に、
他の全ての幸せを犠牲にする。

そんな考えが、「頑張る」に思えて仕方がありません。


幸せは、自分で作るものなのだと思います。

だから、毎日幸せで、それでいいと思います。
そして、あなたが思っている「いつか」でも、幸せになってください。
「今が幸せじゃないから、いつか幸せになる」という考えすらも、
自分が決めたのだと、気が付いてください。
毎日に幸せを感じる道が、いつかの幸せに繋がっていないと、
決める事は無いと思います。

私は、少なくとも、頑固に意地を張るという、
自分さえ良ければ良いと思う考えが、
幸せに繋がっているとは思えません。

幸せを感じる道が、いつかの幸せに繋がっていないかもしれません。
でも、幸せの為に頑張る道が、いつかの幸せに繋がっていないかもしれません。
同じ、なのです。
同じなら、毎日が幸せの方が、いいと思いませんか?


頑張る事が辛いと思うのは、当然です。
そんなネガティブな事に、一生懸命にならなくても良いと思います。

毎日のんびり、ゆっくり。
もっと、楽しい事を、心から笑える事を、見つけてみませんか?

更新日:2013-02-26 17:20:42

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