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「……わかった。行くよ琉斗くん!」


少し考えた様子だったが大きく頷きそう言うと詩音は俺の腕を掴んで走り出した。


「ちょっ……ギートは1人で大丈夫なのか!?」


「大丈夫よ、後ろ見て?」


振り返るとギートは俺達に向かって手を振っていた。彼なりの大丈夫というアピールだろう。


せっかくギートが作ってくれたチャンスだ。


俺もそれに答えなくちゃいけない。


俺はギートに手を振り返し、詩音とその場から走り去った。









―――――――


「チィ……まぁいいか。お前を倒してからでもシャドーを使えば十分捕まえられる。」


「させると思うか?」


ギートは再び右足を踏み込んだ。


すると何本ものチェーンが伸び、通路を塞ぐように周りに張り巡らされた。


「ここは通さねぇ!」


それを見た狂也はため息をついたが、再び口をニヤリと歪ませシャドーを5体出現させた。


「ヒッヒヒ、物事は上手く進まないもんだ。俺に"スキル"を使わせるなよぉ?後のだるさが半端ねぇからな。できればシャドーだけで終わらせてくれ!!」

更新日:2012-04-24 22:04:15

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