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第8話 黄昏の姫御子

第8話 黄昏の姫御子

ナギたちは帝国の進攻から守りいちやく有名になり褒賞を
だがナギの願いは

「なっ・・いくらなんでもそれは無理だ!!」
「なんでだよ。そのくらい別にいいだろ」

ナギの願いはアスナの解放(戦争に不参加)だったが受け入れてもらえるはずもなく

「今は戦争中だ。それに彼女の魔法無効化は大事な戦力なんだ。そんなことできるはずもないだろうが」
「だから、その分俺達が働くっていってんだろ。ボケ」

言い争いが続きナギは勝手に

「もういい、とりあえず今日一日借りてくぜ。そのくらいいいだろが。このわからずやが」

そう言いながらアスナを待ちに連れ出してしまいゼクトとアルもそこから逃げ出して詠春が色々と説明することに
二人はそのまま町でデートに

「どうして??私を連れ出してくれたの?」

無表情のままナギに問いただして

「どうしてってほっといていられなかったからだ。それに俺はやりたいようにやっているだけだしな」

ナギは少し照れた感じに答えて、町の中を探索して色々と楽しんで

「ナギ ナギといると・・面白い」
「そうか・・それはよかった 今度俺の世界に連れてってやるよ そうだな・京都に連れてくぜ
 あっちも楽しいぜ。俺も一回しか行ったことないがな」

ナギは魔法学校を退学したときに色々旅していたので京都にも赴いていて

「俺達の仲間に詠春っているだろ?あいつに案内させるか。故郷みたいだからな」
「うん。でも私が離れるわけにいかないから」

「今だけだを。戦争が終わったらいくらでも俺達が連れ出してやるよ。姫子ちゃん」
「姫子ちゃん?・・それってなに?」
「黄昏のなんつったっけ?名前も長いし姫子でちょうどいいだろ」

アスナは姫子と言われて首をかしげながら

「ナギは・・バカなの?・・このくらいも覚えられないで」
「バカって・・・どうせ俺は魔法学校中退だよ」

半分いじけたようにナギは話して

「バカでも・・ナギは楽しい。ナギ・・ありがとう」

アスナはそう言いながら少し笑ったように

「お・・今笑っただろ。今度はもっと楽しいところに連れてってやるからな」

夜遅くなったので二人は王都に帰り・・そしてしばらくはオスティア周辺の警護を言い渡された

帝国は紅き翼を脅威と感じ何度も精鋭を組織して討伐隊を向かわせたがナギたちは簡単に蹴散らしていた
そしてとうとうヘラス剣闘界最強の男に依頼を頼むのであった。

更新日:2012-04-11 18:11:05

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