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僕と君
僕がどうしようもない缶詰だった頃
君はピッカピカの缶切りだった
僕の汚れたブリキの蓋を開けたから
銀色の君の刃先が汚れてしまったね
その君の刃先の汚れを取ろうとして
拭った僕の手がまた汚れていたっけ
結局のところ 僕は僕を見失い
あれから救いようのない空缶さ
今頃 君はどうしているだろう
僕の腐った中身を食べてしまって
更新日:2012-04-03 12:47:12
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