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前兆
翌朝、いつもの時間に起きて体重計に乗ってみた。
「ゲッ! 1キロも増えてるし。あ~やっちまったな~」
朝食を済ませた後、カロリーを消費するため、いつもよりも念入りに掃除した。
夕方、トレーニングとダイエットを兼ねて軽いジョギングに出た。
アパートから新今井橋を渡り、300m程走ると旧江戸川の堤防に出た。
いつものコースだ。
さらに300m程走ったところで急に足が前に出なくなってしまった。
今までにこんな事は一度もなかった。
立ち止まってその場で足のストレッチを行い、再び走り出した。
走るというのはスタイルだけで、歩いている方が速い位のスピードだった。
それでも少しペースを上げようと何度か試みたが、これ以上のスピードで走ることは出来そうになかった。
1時間足らずでアパートに戻り、失った水分を補給するためペットボトルを口にした。
水がわずかに喉を通りすぎた瞬間、急に咳き込み呼吸困難になってしまった。
いくら息を吸おうとしても、ほんのわずかしか吸えない。
無意識に上半身の衣服を脱ぎ捨てた。衣服が首と胸を圧迫しているように感じたからだ。
実際に着ていたのは、Tシャツとジャージ。
脱いでも改善することはなかった。
「ゆ~~~くり……落ち着け~~~」
そう自分に言い聞かせ、意識して深く長い呼吸を心がけた。
程なくして息苦しさから解放された。
翌朝、いつもの時間に起きて体重計に乗ってみた。
「ゲッ! 1キロも増えてるし。あ~やっちまったな~」
朝食を済ませた後、カロリーを消費するため、いつもよりも念入りに掃除した。
夕方、トレーニングとダイエットを兼ねて軽いジョギングに出た。
アパートから新今井橋を渡り、300m程走ると旧江戸川の堤防に出た。
いつものコースだ。
さらに300m程走ったところで急に足が前に出なくなってしまった。
今までにこんな事は一度もなかった。
立ち止まってその場で足のストレッチを行い、再び走り出した。
走るというのはスタイルだけで、歩いている方が速い位のスピードだった。
それでも少しペースを上げようと何度か試みたが、これ以上のスピードで走ることは出来そうになかった。
1時間足らずでアパートに戻り、失った水分を補給するためペットボトルを口にした。
水がわずかに喉を通りすぎた瞬間、急に咳き込み呼吸困難になってしまった。
いくら息を吸おうとしても、ほんのわずかしか吸えない。
無意識に上半身の衣服を脱ぎ捨てた。衣服が首と胸を圧迫しているように感じたからだ。
実際に着ていたのは、Tシャツとジャージ。
脱いでも改善することはなかった。
「ゆ~~~くり……落ち着け~~~」
そう自分に言い聞かせ、意識して深く長い呼吸を心がけた。
程なくして息苦しさから解放された。
更新日:2012-03-31 13:14:11