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「これから、この者たちとともに、年に一度の儀式を始める。お前が必要としている神珠は、その儀式の後に授けることにしよう」
「この儀式を早く済ませぬと、大変なことになるでな…」
「では、始めるぞ。皆、用意はいいな!」
「た、大変デス!デクの樹サマ!マコレが、マコレが!」
コログの一人があわてて飛んできた。
「どうした、ラブラ。オマエとマコレはいつも遅刻ばかりしよ…」
「ち、違うんデス!デクの樹サマ!マコレが、禁断の森に落ちてしまったんデス!」
デクの樹様の言葉を遮ってラブラが訴える。
「な、なに!あの禁断の森にか?」
デクの樹様の表情が険しくなった。
「ボクは注意しろって言ったんデス、なのにマコレが、禁断の森の上を飛んで近道するって‥‥」
「まったく、マコレのヤツは…」
「リンクよ、聞いたとおりじゃ。この森のすぐ隣にある禁断の森…魔物が巣くう不気味な場所に、我が子マコレが捕らわれてしまったようじゃ…」
「お前は、赤獅子の王に見込まれてこの地にやってきた者のはず…スマンが、我が子マコレを救ってやってはくれぬか…?」
「デクの樹サマ!…ヒトは空を飛べまセン…」
「そうじゃった…あの森は海から進入することはできなかったな…」
「リンクよ、お前はコログより重そうじゃが、なんとかなるであろう。これからワシが授ける者を使って空を飛んでみるのじゃ!」
そう言うと、デクの樹様は気合いを入れる。
すると、デクの樹様の上のほうに一枚の葉が出てきた。
「フーッ!すまんが、リンク、ワシの頭の上まで登ってあの葉を取ってきてくれ!」
「この儀式を早く済ませぬと、大変なことになるでな…」
「では、始めるぞ。皆、用意はいいな!」
「た、大変デス!デクの樹サマ!マコレが、マコレが!」
コログの一人があわてて飛んできた。
「どうした、ラブラ。オマエとマコレはいつも遅刻ばかりしよ…」
「ち、違うんデス!デクの樹サマ!マコレが、禁断の森に落ちてしまったんデス!」
デクの樹様の言葉を遮ってラブラが訴える。
「な、なに!あの禁断の森にか?」
デクの樹様の表情が険しくなった。
「ボクは注意しろって言ったんデス、なのにマコレが、禁断の森の上を飛んで近道するって‥‥」
「まったく、マコレのヤツは…」
「リンクよ、聞いたとおりじゃ。この森のすぐ隣にある禁断の森…魔物が巣くう不気味な場所に、我が子マコレが捕らわれてしまったようじゃ…」
「お前は、赤獅子の王に見込まれてこの地にやってきた者のはず…スマンが、我が子マコレを救ってやってはくれぬか…?」
「デクの樹サマ!…ヒトは空を飛べまセン…」
「そうじゃった…あの森は海から進入することはできなかったな…」
「リンクよ、お前はコログより重そうじゃが、なんとかなるであろう。これからワシが授ける者を使って空を飛んでみるのじゃ!」
そう言うと、デクの樹様は気合いを入れる。
すると、デクの樹様の上のほうに一枚の葉が出てきた。
「フーッ!すまんが、リンク、ワシの頭の上まで登ってあの葉を取ってきてくれ!」
更新日:2012-02-17 23:44:33