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「オーイ!リンク!こっち、こっちだよ!」
海賊船のマストの上からテトラが呼ぶ。
リンクもマストに登る。
「ニコと何をやってたんだい!?」
突然テトラが聞いてきた。
「まさか、お宝賭けてゲームとかして遊んでたんじゃ……?」
リンクはギクリとした。
「…まあ、いいや。それより、ほらっ!あれがウワサの魔獣島さ」
そう言って不気味な島を指さした。
「なんでも昔は、この辺りで私たちと張り合っていたチンケな海賊の隠れ島だったらしいけど…今じゃ見るからにブッソウな場所になっちまってるねぇ」
リンクに軽い説明を加え、島全体を見回す。
アリルをさらった怪鳥が見えた。
「ほらっ、見てごらん!
あそこ!あの窓のところ!」
テトラが指さした窓を見ると、窓の周囲にカモメが何羽か飛び回っていた。
「あのカモメたちに見覚えがあるだろう?…たぶん、あそこにアンタの妹が閉じ込められているに違いないよ!」
アリルはカモメに好かれていた。
きっとあのカモメたちはプロロ島からアリルを追ってきたのだ。
テトラの読みは外れていないだろう。
「…それにしても警戒が厳重だねぇ」
サーチライトが絶えず暗い海を監視していた。
「これじゃあ、上陸する前に見つかっちまうのがオチだね」
この大きな海賊船ではあの監視を突破することは不可能だろう。
「う〜ん、どうしたらいいかな〜!」
テトラが悩む。
そして、何か閃いたようにウインクをしながらリンクを見た。
海賊船のマストの上からテトラが呼ぶ。
リンクもマストに登る。
「ニコと何をやってたんだい!?」
突然テトラが聞いてきた。
「まさか、お宝賭けてゲームとかして遊んでたんじゃ……?」
リンクはギクリとした。
「…まあ、いいや。それより、ほらっ!あれがウワサの魔獣島さ」
そう言って不気味な島を指さした。
「なんでも昔は、この辺りで私たちと張り合っていたチンケな海賊の隠れ島だったらしいけど…今じゃ見るからにブッソウな場所になっちまってるねぇ」
リンクに軽い説明を加え、島全体を見回す。
アリルをさらった怪鳥が見えた。
「ほらっ、見てごらん!
あそこ!あの窓のところ!」
テトラが指さした窓を見ると、窓の周囲にカモメが何羽か飛び回っていた。
「あのカモメたちに見覚えがあるだろう?…たぶん、あそこにアンタの妹が閉じ込められているに違いないよ!」
アリルはカモメに好かれていた。
きっとあのカモメたちはプロロ島からアリルを追ってきたのだ。
テトラの読みは外れていないだろう。
「…それにしても警戒が厳重だねぇ」
サーチライトが絶えず暗い海を監視していた。
「これじゃあ、上陸する前に見つかっちまうのがオチだね」
この大きな海賊船ではあの監視を突破することは不可能だろう。
「う〜ん、どうしたらいいかな〜!」
テトラが悩む。
そして、何か閃いたようにウインクをしながらリンクを見た。
更新日:2012-02-17 23:36:48