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小説

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第一章 理解不能

オリジナル:http://blogs.yahoo.co.jp/kome125


この物語はフィクションであり、

登場する人物、建物などは実際には存在しません 。


          リベンジ(復刻) 神話1節 

            (Mythology 1 clause)



           The world of the Holy Mother  
                        
                       †

          原作:シャイニー パステル ムーン




東京品川の、とある公園で一人でお弁当を食べる、


加藤利奈(25)は、空を見上げた。


晴れ上げた5月の空には、心地よい風が吹いていた。


ベンチに座り携帯を見ながら、お弁当を食べ、


ペットボトルの、お茶を飲んでいた。


お弁当を食べ終わり、会社に戻ると、


社内は総立ちで、誰かを歓迎していた。


同僚の吉永 紗江に事情を聞くと、


系列会社からの40歳半ばの、男性転勤者の様だった。


部長が軽く、転勤者の紹介をしていた。


このご時世、どの会社も入れ替わりが激しい社内では、


ありふれた光景でもあった。


紹介が終わると、全員自分のデスクに着いた。


利奈も持ち場に着くと、逆に先週この会社の人事移動で居なくなった、


利奈の隣の席に、その男性が座り、男性は軽く挨拶した。


男性、「近藤 智彦と言います。


系列会社の人事移動で、北海道の札幌から移動して来ました。


よろしくお願いします」と、会釈した。


利奈は、「あ、はいこちらこそ、加藤 利奈と申します」と、利奈も頭を下げた。


簡単な挨拶を交わして、二人は自分のノートパソコンを開き、仕事に着いた。


ふと利奈は、その男性の香りが気になり、


振り向くと、別に香水を着けて居る訳でも無いが、


どこか懐かしい香りが気になった。


その事を仕事中、初めて会ったばかりの人に、言うのも失礼と、


気にせずに、仕事を続けた。


仕事が終わると利奈は、彼氏と一緒に夕飯を外で食べていた。


利奈の彼氏は、大学時代の一つ上の先輩で、名前は、緒方 光秀(26)


ファミレスで、パスタカルボナーラを二人で食べていた。


利奈、「ねえ、リストラされるってどう言う事よ」と、納得が行かない様子で答えた。


光秀、「業績が悪化してるんだよ我が社は。


ビール会社と違って、国内生産が激減して、本社も危うくなって来たんだ。


その内、ジェットエレクトロニクスは、中国企業に買収の見込みなんだ」と、嘆いた。


利奈、「もお卒業後、直ぐ大手企業に、入社出来たと思っていたら、


その年でリストラって何よ」と、激怒した。


光秀、「俺に怒ったってしょうがないだろ、会社の方針なんだから」と、逆に激怒した。


利奈、「で、宛は有るの」と、尋ねると、


光秀はふて腐れながらパスタを頂、「何の宛」と、問い掛けると、


利奈は、「馬鹿ねえ、次の就職先に決まっているでしょ」と、やはり怒った。


光秀、「有る訳ねえよ」と、何食わぬ顔で、パスタを食べていた。


利奈は呆れて、光秀が食べてるパスタの皿を取り上げた。


取り上げられた事で、口から皿に掛けて、パスタが電線の様に繋がった。


光秀はパスタを口に入れながら、モガモガ、「何するんだよ」と、怒ると、


利奈は、「もうちょっと真剣に、人生考えなさいよ」と、やはり激怒した。


その夜二人は、光秀の家で夜を共にした。


そして利奈は、夢を見た。


顔は解らないが、朝ベッドで抱かれている自分を見たが、


明らかに光秀ではない感触を覚えた。


そして夜中に目が覚めた。


夢は白黒で、抱かれながらベッドで、


愛しあっている感触が体に残った。


今まで付き合って来た、男の感触とは違っていた。


気持ちが悪くなったが、隣で光秀が寝ていたので、寄り添って眠りに着いたのであった。


そして朝が来ると、自分の会社に出勤した利奈であった。


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更新日:2012-05-13 09:42:47