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哀川の示された道
「くっ・・・」
ここは・・・。
「おぉ、城木!起きたか!」
「思った以上に時間かかりましたね。」
すっと起き上がるとそこには阿良田と医務室の先生、堀内がいた。
「堀内先生・・・阿良田さん・・・つっ!」
なんだこの痛みは・・・。
「まだ起きてはいけません。何が起きたのかわからないけれど、身体からものすごい電流が帯びているのは確かなのだから。まぁそこの彼もいっしょだけれど。」
目を向けた先にはすでに起きていた昔からのライバル、哀川がいた。
「哀川!お前なんでここに・・・。」
「貴様と同じ理由だ。気に食わん。」
ぶっきらぼうにそう言い放つ。
「まさか・・・お前も羽川に・・・。」
「確かにあの『神』のカードは強力なカードだ。とても俺たちの手の負えるモンスターではない。」
どうやら哀川はプライドが傷ついたようだ。
「俺はもっと戦略を見直して奴を叩く。同じ轍は踏まん。」
「哀川!なら俺と・・・」
言いかけたところでさらに言い放つ。
「ふざけるな。誰が貴様と手を組むか。己のただ一人と決めたライバルに手を出されるほど屈辱的なものはない。貴様はそのままおとなしくしているんだな。」
そういうと医務室から出て行った。
「・・・堀内はん、やつは大丈夫なんか?」
「大丈夫なわけないでしょう。彼はほかの犠牲者に比べれば軽いだけ。本来ならばあと二日は絶対安静のレベルです。」
そんな話をしている間にも関わらず羽川とのデュエルを思い出す。
「ばかな・・・なんであの完璧な状態から・・・。」
「ほうや、城木はん、どんな状態から負けたんや。」
いやそうな顔を一瞬浮かべる翼だったが仕方なく答えた。
「・・・リバースカードはなんだったん?」
「神の宣告とミラーフォースです。」
「・・・そこから巻き返した羽川はん・・・いや、羽織やったか?は大したもんやとしか言えへんで。」
誰が見てもそういうしかない状況だった。
「つまりは『オシリスの天空竜』に対しては本当に策を打たねばなにもできへんってことやな。これは困ったでぇ。」
そんな奴が3体もいるのだ。
「くっ・・・」
ここは・・・。
「おぉ、城木!起きたか!」
「思った以上に時間かかりましたね。」
すっと起き上がるとそこには阿良田と医務室の先生、堀内がいた。
「堀内先生・・・阿良田さん・・・つっ!」
なんだこの痛みは・・・。
「まだ起きてはいけません。何が起きたのかわからないけれど、身体からものすごい電流が帯びているのは確かなのだから。まぁそこの彼もいっしょだけれど。」
目を向けた先にはすでに起きていた昔からのライバル、哀川がいた。
「哀川!お前なんでここに・・・。」
「貴様と同じ理由だ。気に食わん。」
ぶっきらぼうにそう言い放つ。
「まさか・・・お前も羽川に・・・。」
「確かにあの『神』のカードは強力なカードだ。とても俺たちの手の負えるモンスターではない。」
どうやら哀川はプライドが傷ついたようだ。
「俺はもっと戦略を見直して奴を叩く。同じ轍は踏まん。」
「哀川!なら俺と・・・」
言いかけたところでさらに言い放つ。
「ふざけるな。誰が貴様と手を組むか。己のただ一人と決めたライバルに手を出されるほど屈辱的なものはない。貴様はそのままおとなしくしているんだな。」
そういうと医務室から出て行った。
「・・・堀内はん、やつは大丈夫なんか?」
「大丈夫なわけないでしょう。彼はほかの犠牲者に比べれば軽いだけ。本来ならばあと二日は絶対安静のレベルです。」
そんな話をしている間にも関わらず羽川とのデュエルを思い出す。
「ばかな・・・なんであの完璧な状態から・・・。」
「ほうや、城木はん、どんな状態から負けたんや。」
いやそうな顔を一瞬浮かべる翼だったが仕方なく答えた。
「・・・リバースカードはなんだったん?」
「神の宣告とミラーフォースです。」
「・・・そこから巻き返した羽川はん・・・いや、羽織やったか?は大したもんやとしか言えへんで。」
誰が見てもそういうしかない状況だった。
「つまりは『オシリスの天空竜』に対しては本当に策を打たねばなにもできへんってことやな。これは困ったでぇ。」
そんな奴が3体もいるのだ。
更新日:2012-01-21 22:18:48