俺の名は城木 翼（ｼﾛｷ ﾂﾊﾞｻ）。今日から一応学校に通う事になっている。
とは言っても高校一年じゃあ当然か。

今俺は電車に揺られながら目的地へ向かっている。


「・・・？あぁ、ここか。」

電車を降りて駅を出る。

ここの駅から学校行きのバスが出ているらしい。


「貴方が城木さんですね？」

「そうだが・・・君は？」

「申し遅れました。私の名前は羽川 燐。貴方の噂は聞いています。中学時代のデュエル大会の成績、負けたのは片手でも余るほどだとか・・・。」

「事実だが、買い被りは困るな。それは俺の運がいいだけだ。」

目を逸らす。

「なら、私とデュエルしない？」

「何！？」

すると羽川という女性はデュエルディスクを構える。

「それとも逃げるのかしら？」

「俺は売られたデュエルは買う性質でな。いいだろう。」


翼もデュエルディスクを構える。



「「決闘！」」