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眠りねずみのティーポット(1)
三月うさぎ 「はいっ、<きらきら星放送局>、新番組『眠りねずみのティーポット』、パーソナリティはもちろん、眠りねずみでーすっ!」
眠りねずみ 「……って、こらこら、君は三月うさぎでしょう。何が『もちろん』だ」
三月うさぎ 「仕方ないやろー。キミがいつまでもぐずぐずと始めんもんやからこうしてボクが」
眠りねずみ 「眠たいね」
三月うさぎ 「わかった、乗り気やないんやな? そういうキャラと違うもんなぁ。というわけで、最初はボク三月うさぎが手伝おうと思いますー。よろしくお願いしまーす」
眠りねずみ 「しまーす」
三月うさぎ 「キミはボクにも言わんとあかんやないの」
眠りねずみ 「三月うさぎの乗っ取る気持ちにお願いしまーす」
三月うさぎ 「人聞き悪いこと言うな! まだ乗ってもおらんくせにっ! ボクは操縦席が開いとるから座っただけや、いわば!」
眠りねずみ 「その図々しさに感謝しまーす」
三月うさぎ 「まだ言うか! 失礼やで、キミ、ほんまに!」
眠りねずみ 「またまた……嬉しいくせに。さて、じゃあ、説明のほうもうさぎにお願いしよっかな」
三月うさぎ 「ええけど。ゴホンッ。あー……ま、よーするにアレや。他の番組でも入るニュースのようなもんや。基本は『ティーパーティ』となんも変わらん。この番組に関する話題……次回予告や裏話や出演者の話や好きな物の話や今日の夕飯の話や……よーするに宣伝やね」
眠りねずみ 「それ、メモ、渡されたの?」
三月うさぎ 「……途中から関係ないな、コレ」
眠りねずみ 「大丈夫だよ、オレならそれ読まないから」
三月うさぎ 「うん。これやったら、ほんまに交通情報や天気予報聞けたほうがよっぽどええな。これはボクの個人的意見やけど、『ニュースみたいなものを挟む』って、ニュースのほうが頻繁に入る娯楽番組ってどうかと思うで。第一『ニュース』ってほどのもんか?」
眠りねずみ 「だから『みたいなもの』なんでしょう」
三月うさぎ 「こんなん聞きたいか?」
眠りねずみ 「ええーと、それは『おとなの事情』ってやつでしょう! そして、こちらがしぶしぶやるのもおとなの事情……」
三月うさぎ 「言うたらアカンやろ、それ。しぶしぶか。ボクがやったほうがええん違う?」
眠りねずみ 「やっぱりそれかぁ。この目立ちたがりめっ。向こうで中心なんだからいいじゃんっ」
三月うさぎ 「あっちは三人でやってるやーんっ。こっちも三人でやろうやぁ」
眠りねずみ 「こっちはそれほど重要じゃないってことだよ。あ、でもじゃあ、三月うさぎは次回も呼ぶから」
三月うさぎ 「やったっ。頼むで、ねずみちゃん」
眠りねずみ 「はーい。で、今日はもうじゅうぶんニュースなんで、これで終わりっ。メモは渡されても、結構オレの自由になるそうなんで、気分次第というわけで。はい、さよならー」
三月うさぎ 「いやいやいや、言うことあるやろ、まだ。ほれほれ」
眠りねずみ 「ん? なんだっけ」
三月うさぎ 「よ・ろ・し・く・お願いしまーすっ、って!」
眠りねずみ 「さっき言った……」
三月うさぎ 「改めて、この番組をよろしくお願いしまーす」
眠りねずみ 「しまーす」
A:お願いします。
三月うさぎ 「はいっ、<きらきら星放送局>、新番組『眠りねずみのティーポット』、パーソナリティはもちろん、眠りねずみでーすっ!」
眠りねずみ 「……って、こらこら、君は三月うさぎでしょう。何が『もちろん』だ」
三月うさぎ 「仕方ないやろー。キミがいつまでもぐずぐずと始めんもんやからこうしてボクが」
眠りねずみ 「眠たいね」
三月うさぎ 「わかった、乗り気やないんやな? そういうキャラと違うもんなぁ。というわけで、最初はボク三月うさぎが手伝おうと思いますー。よろしくお願いしまーす」
眠りねずみ 「しまーす」
三月うさぎ 「キミはボクにも言わんとあかんやないの」
眠りねずみ 「三月うさぎの乗っ取る気持ちにお願いしまーす」
三月うさぎ 「人聞き悪いこと言うな! まだ乗ってもおらんくせにっ! ボクは操縦席が開いとるから座っただけや、いわば!」
眠りねずみ 「その図々しさに感謝しまーす」
三月うさぎ 「まだ言うか! 失礼やで、キミ、ほんまに!」
眠りねずみ 「またまた……嬉しいくせに。さて、じゃあ、説明のほうもうさぎにお願いしよっかな」
三月うさぎ 「ええけど。ゴホンッ。あー……ま、よーするにアレや。他の番組でも入るニュースのようなもんや。基本は『ティーパーティ』となんも変わらん。この番組に関する話題……次回予告や裏話や出演者の話や好きな物の話や今日の夕飯の話や……よーするに宣伝やね」
眠りねずみ 「それ、メモ、渡されたの?」
三月うさぎ 「……途中から関係ないな、コレ」
眠りねずみ 「大丈夫だよ、オレならそれ読まないから」
三月うさぎ 「うん。これやったら、ほんまに交通情報や天気予報聞けたほうがよっぽどええな。これはボクの個人的意見やけど、『ニュースみたいなものを挟む』って、ニュースのほうが頻繁に入る娯楽番組ってどうかと思うで。第一『ニュース』ってほどのもんか?」
眠りねずみ 「だから『みたいなもの』なんでしょう」
三月うさぎ 「こんなん聞きたいか?」
眠りねずみ 「ええーと、それは『おとなの事情』ってやつでしょう! そして、こちらがしぶしぶやるのもおとなの事情……」
三月うさぎ 「言うたらアカンやろ、それ。しぶしぶか。ボクがやったほうがええん違う?」
眠りねずみ 「やっぱりそれかぁ。この目立ちたがりめっ。向こうで中心なんだからいいじゃんっ」
三月うさぎ 「あっちは三人でやってるやーんっ。こっちも三人でやろうやぁ」
眠りねずみ 「こっちはそれほど重要じゃないってことだよ。あ、でもじゃあ、三月うさぎは次回も呼ぶから」
三月うさぎ 「やったっ。頼むで、ねずみちゃん」
眠りねずみ 「はーい。で、今日はもうじゅうぶんニュースなんで、これで終わりっ。メモは渡されても、結構オレの自由になるそうなんで、気分次第というわけで。はい、さよならー」
三月うさぎ 「いやいやいや、言うことあるやろ、まだ。ほれほれ」
眠りねずみ 「ん? なんだっけ」
三月うさぎ 「よ・ろ・し・く・お願いしまーすっ、って!」
眠りねずみ 「さっき言った……」
三月うさぎ 「改めて、この番組をよろしくお願いしまーす」
眠りねずみ 「しまーす」
A:お願いします。
更新日:2011-11-17 22:46:07