官能小説

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妖しくも淫靡な世界へ

その日、哲平はにやにやしながら帰ってきた。
泊りの朝帰りだ。

「お前、今日も仕事入ってるんだぞ、大丈夫か? だいぶお疲れのようだが」

俺はせいぜい皮肉をこめて息子の顔を見た。
絵美と初めて交合して来た顔だ。
しゃらくさい、男好きの絵美のことだからさぞかし哲平と痴態の限りを尽くしたのだろう。

「へっへっへ、俺は親父と違って若いから大丈夫さ。1時間寝たらすぐ仕事に行くよ」

哲平がうそぶくが、目の周りにくまができているのを見て俺は笑ってしまった。

ついに俺は息子と「兄弟」になったか。

それにしても俺も息子も女好きで稀代のスケベだ。
これは俺の家系の血筋なのかもしれない。
しかし、同じ女を好きになってしまうのは初めてだ。

ま、割り切って絵美を共有するしかないだろう。
絵美ときたら、全身が性感でできているような女だ。
あれでは亭主の相川がもてあますはずだ。

しかし、ああいう女がいるから俺たちスケベ親子は助かるのだ。
まさに絵美は俺たちの女神だ。

それにしても、哲平には最高級ホテルの部屋を提供したとは妬ける。
俺とはいつも彼女の寝室だ。そんな高級ホテルになど行ったことがない。
考えようによっては、自分の寝室に男を入れるということは俺を信頼してるからこそだ。
しかも夫の相川も参加するプレーなんだから。

哲平との時は相川は同席しなかったようだ。

そんなことを思いめぐらせている時に絵美から電話がかかった。
「お元気? 少しご無沙汰しちゃった。徳山さんの顔を見たくなったの」

「よく言うよな。うちの息子をたっぷり可愛がってくれたそうだな」

「ふふ……彼、素敵ね。あなたの息子さんだけのことはあるわ」

「そんなに良かったのか」

「う~ん、でもやはり、徳山さんが、い・ち・ば・ん」

「会うか?」

「会いたいわ」

俺は急に思いついた。

「じゃあ、今夜、渋谷の道玄坂に行ってみないか?」
「道玄坂?」
「そうさ、たくさんラブホテルがある。俺たちまだそういうところでしたことないだろ?」
「ラブホテル! いいわねえ、私そういうところ、行ってみたい」
「刺激的だぞ。ソフトSMなんてどうだ?」
「……」
電話の向こうで絵美が興奮する気配が伝わってきた。

「じゃあ、6時に渋谷で逢おう」

これで決まりだ。

絵美という女はなんという妖艶で淫乱な女だろう。まるで性欲に取りつかれたメス猫だ。

俺は以前、他の女と行ったことのある道玄坂のラブホを頭に思い浮かべた。
そこはソフトからハードまでいろいろなSM嗜好の揃ったラブホだ。

絵美とはまだSMはしたことがない。
きっと悦んでひーひー言うだろう。

まてよ、彼女はMだろうか。もしかしてSだったりして。俺がいじめられるかもしれない。

しかし、昨日哲平とセックスして今夜は俺となんて!
驚くばかりにタフな女だ。こういう女がいるから助かるんだが、凄いものだ。

淫靡なSMの風景を妄想して俺はにやっと笑った。




更新日:2011-11-10 12:51:20

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