官能小説

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徳山親子

そんなわけで俺は、亭主公認で絵美と自由に会えることになった。
時には亭主の相川も加えて3Pに興じる。
相川は稀代のスケベおやじだが、持病の糖尿病でどうにもならない。

俺と絵美をセックスさせてそれを見物して自らの刺激と興奮を振るい立たせている。
気の毒なおっさんだ。
俺は絵美を貫きながら相川の視線を感じて優越感に浸る。

俺の性欲ときたら年齢にはまったくふさわしくない。
疲れを知らない男だ。これが俺の取り柄? いやいや、もちろん本職の植木屋の仕事も大きな取り柄だ。
最近、息子の哲平によく言われる。

「おやじ、嬉しそうだなあ。相川さんの庭がよほど気にいってるんだなあ」
息子は気が付いてるのか知らないが時々、ニッと笑う。
雇い人の職人たちは俺の裏の顔は知らないと思う。

おっと、ここで俺自身のことを少し自己紹介しよう。
俺は正真正銘の還暦男、今年60歳となった。
徳山造園の社長だ。
従業員は職人が6人、営業と事務員が4人だ。

小さい会社だが、かなりお客さんからは評判がいい。
息子の哲平は32歳、まだ独身だ。
俺に似て女が大好きのようだが、結婚はしない。

というのは奴には悲しい思い出がある。
哲平が小学校6年のとき、母親が家出したのだ。
20年前、俺の女房は、若い職人と手に手をとって駆け落ちしてしまった。
俺と哲平を残して……。

息子はあんな自堕落な母親でも恋しがって泣いたりした。
俺は、せいせいしていた。女房は色っぽかったけど男にはだらしない女だった。

当時、俺の親父はもう他界していたがおふくろが生きていたので哲平を育ててくれた。
俺は一生懸命働いて植木屋を大きくしていった。

哲平は大学の造園科に進んで本格的に庭師の勉強をした。

そんなわけで俺たち親子は大の女好き、しかし嫁さんはもらわないという信念を貫いている。
女房が出て行ったとき、俺のおふくろは言ったもんだ。
「あんな淫乱な女、いなくなってせいせいしたよ。お前はもっと気立てのいい女と結婚しろ」と。

しかし、俺はもう二度と嫁を貰う気はなかった。
独身のまま、いろんな女と恋をするのだ。恋というか、セックスをやりまくるんだ。

自由が一番いい。
仕事が出来る男は女にも強い。
俺は60歳だけど、その辺りの若造には負けない。

現に若い絵美は俺に参っている。
俺は日々筋トレして体を鍛えている。
女をひいひい言わせるのが俺の楽しみなんだ。

今のところ俺の女は絵美だけだ。
飽きるまでは当分続けるつもりだ。
相川をからかうのも面白い。相川の萎えた股間のものが気の毒だが仕方ない。

ある日の仕事のあとで絵美が紅茶を飲みながら言った。
「今度このコーナーに、洋風庭園を造りたいの。薔薇の花でいっぱいにしたいわ。徳山さん引き受けてくれる?」

「洋風庭園ですか? 俺はどちらかというと和風が多いから、今度息子をよこしましょう。奴は洋風庭園の造園が専門です」

「まあ、息子さん? 以前一回だけお会いしましたよね。お父さんに似てイケメン!」

絵美が嬉しそうに言った。
お手伝いの手前、俺たちはいつもそんな風の会話だ。
「息子は哲平といいますよ。こんなお屋敷の庭を造らせてもらうのは光栄です」

「じゃあ決まり、楽しみ」

絵美がお手伝いにわからないようにウインクした。

俺はその時はまったく心配はしていなかった。
この男好きの妖艶な女と、哲平がどうなるかなどとはまだ気が回らない俺であった。

俺としたことが迂闊だった。
まさか息子と「兄弟」になろうとは!





更新日:2011-11-09 19:03:00

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