官能小説

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triangle(後編)

今日はとても暖かい日で、俺は掃除をした後掃き出し窓を開けておいたのに気付かず夕飯を作っていた。

「ただいま。」

イタチはいつもより早目に帰って来た。

「おかえり。」

玄関でイタチを迎える。
イタチは家に上がると立ち止まった。
俺も違和感を感じて振り返った。
いつもイタチが帰るとすっ飛んでくるサスケが来ない。

「サスケ!」

イタチが呼びながら奥へと入って行く。
嫌な予感がした。
俺はイタチの後に続く。
台所、居間、イタチの部屋、俺の部屋、ついでに風呂場も見たがサスケの姿はなかった。
再び居間に戻ってきたイタチは開いている窓をゆっくりと見た。
俺の背中に冷たい汗が流れる。

「どういう事だ?サスケがいないぞ。」
「そうだな…どっか散歩にでも行ったのかも…。」

ボガッ!

俺の左頬にイタチの拳が炸裂した。
グーで殴るなよ!グーで!
イタチは倒れた俺の襟首を掴んで持ち上げる。

「なんで窓が開いている?」
「掃除した後閉め忘れたんだ。
だがサスケは今までだって窓が開いてても外に出た事はないぞ。」

バシッ!

今度は右頬に裏拳が。

「お前!二度も殴らなくても…。」
「サスケは俺を迎えに行ったのかもしれない。」
「猫なんてぶらぶら散歩するもんだろ?そのうち帰ってくるさ。」

イタチの瞳が猫の目の様に細く光った。

「サスケはうちに来てからほとんど外に出していない。
この辺りの道は知らないんだ。
もし帰れなくなったとしたら?」

気まずい空気が二人の間をゆっくりと流れる。
イタチの射る様な瞳から目をそらし、俺が言い淀んでいると玄関が開く音がした。

「こんばんは~。お邪魔します。
イタチさん、サスケのおもちゃ、折角買ったのに忘れて行っちゃうから…。」

鬼鮫がやって来てペットショップの紙袋を、持っていたスーパーの袋から出した。
自分の荷物は多い少ないに関わらず、相変わらず鬼鮫に持たせてるのか、イタチは。
イタチがクルリと鬼鮫を返り見る。
恐らく鬼気迫る顔をしていたに違いない。
鬼鮫はヒッと言って固まった。
ずんずんとイタチが鬼鮫に近付き、スーパーの袋とペットショップの袋両方をもぎ取るとドサッと床に落とした。

「あ~!たまご~!入ってるのに!」
「鬼鮫、行くぞ。」
「え?あ…行くってどこに?」

イタチは鬼鮫の腕を掴んでぐいぐいと玄関に引っ張って行く。

更新日:2011-11-09 00:51:40

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