官能小説

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最後の恋

それは昔々、闘いを繰り返し、しのぎを削っていたうちは一族と千手一族が休戦して手を結び、里を作ってまもない頃の事。
千手一族をまとめる千手柱間とうちは一族の頭領うちはマダラは協力して里を築いていく事になったのだが、相反する二つの一族がやっていくのは容易な事ではなかった。
まず、里長を決めるに当たって当然ながら多いにもめる事になった。
千手一族と彼等に従う忍一族の方が数では勝っており、柱間を長に押す流れになっているのがそもそもマダラは気にくわなかった。
稀有な技とずば抜けたチャクラ量を誇る少数精鋭のうちは一族は常に忍の世界では突出した存在であり、中でも柱間と互角の力を持つマダラのカリスマ性は彼等に下った他の忍一族を強烈に惹き付けていたが、それはあくまで戦場の上だった。
闘いが終わり、平和になれば、人々は別の要素を求めるものなのだ。
人々は柱間に優れた里長の資質を認めていた。
うちは一族の中にも柱間を支持する者がいるほどだった。
実はマダラでさえ、柱間の事は男として密かに尊敬していた。
だがここで長の座を譲り渡す事は、うちは一族が千手に下る事を意味していた。
そしてそれだけは、うちはの誇りにかけて承知する事は出来なかった。
親しい者の命を贄に得る能力の特異性は、度々他の一族の誤解を生む。
うちは一族を忌まわしき一族と異端視する者も多かった。
優秀であればあるほど疎外されていき、優秀な者を生み出すほど、犠牲が増え、先細りしていく一族なのだ。
マダラは是非とも一族を守り、繁栄させていかなくてはならなかった。
でなければ弟の、友の犠牲が無駄になってしまう。
だが形勢ははなはだ劣勢であり、マダラは焦っていた。
そんなある日の事。

更新日:2012-12-03 18:42:26

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