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episode8 怒涛の叫び②


「テメェ、戦る気はあんのかよ!」

ユータは相手のフードの男にそう問いかけた。

「フフフ、無いよ。」

先ほどからその一点張りである。

「チッ、なんなんだよ!」

そう言って己の刀を敵に向け振る。

スカッ

「ハハッw遅い遅い!」

「ヒョイヒョイヒョイヒョイと…」

ユータの激怒メーターは上がっていくばかりだ。

「アアアッ!面倒くせぇよっ!!!」

敵意の無い敵を戦うのは…

「何が目的だテメェは!!」

「別に、何も無いよ?」

「だったら、何で此処に…」

その時だった。



「加藤ォォォオオッ!!!」



飛田の叫び声が聞こえた。



「うるせぇなアイツ!」

その一瞬だった。

「あれ…?」

ユータの目の前にいたあの男が消えていた。

「は?今、振り向いただけだぞ?」

一瞬でユータの前にいた敵は消えた。











「ホラ、ミオを返せよクソ飛田!」

トモは飛田を殴った。

「グブラァァッ!!?」

飛田の鼻からはおびただしい量の血が流れてきている。

「イッテーな!クソがっっ!!!」

飛田は激昂している。

「あぁ!?テメェが能力使えばこんなにはならねぇだろうが!」

トモは何も能力を使ってない飛田にそう言う。

「たかがテメェなんぞに使う能力じゃあねぇんだよ!」

飛田はこれの一点張りであった。

「そうか、じゃあ、ミオをさっさと返して死ね!」

「惚れた女にゃ手を出させねェのが俺の主義なんだよ!」

「テメェは口だけは本当に男前だなッ!!!」

その発言が頭にキタのかトモは悪魔ノ剣を飛田に思い切り振った。

「!」

その瞬間に飛田は叫んだ。



「加藤ォォォオオッ!!!!」







こうしてこの戦いは終幕を迎える。




episode8 怒涛の叫び②

-偽リ抜カレタ真実-

更新日:2011-12-04 11:48:53

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