• 15 / 239 ページ
『第2試合 瀬内美緒vs庄次庄司』



観客達は地獄所にはあまり女性がいないため別な意味で盛り上がっていた。

「もうアイツら死ね((ボソッ」



ミオの相手の庄次は男で、金髪でチャラ男ってやつだ。

会場は沸く。

その歓声の中、

ミオは構えた。

相手の庄次も構えた。

そして、両者は視線が交わる。

「私の名前は―…」

「あーいい、自己紹介とか面倒だ。
だって、俺は君には興味が無いんだから。」

プチッ

「生憎、私もよ・・・・・?」

そしてミオの背後に能力が出現した。

「血に染まる操り人形」(ブラッディ・マリオネット)

それは全長5m位ある大きな木製みたいな人形が現れた。

目はもう白目。

右手には鋸。左手には何も無い。背負ってる風呂敷には何が入ってるのは能力を考えたミオにもさだかではない。

「わお、女の子らしかぬ血に塗れた力だね。
あっ、あれか!女の子の裏ってやつか!」

さらにプチッ

「五月蝿いわね…
口五月蝿い男は嫌われるのよチャラ男!!」

こっちもブチッ

「口がわるい女の子はどうもいただけないなぁ~」

庄次はあざ笑う。

そして―…

ミオは先に手を出した。

(マリオネット、アイツを殴れ)

そして、マリオネットは庄次に向かって拳を振り回した。

庄次はその最初の攻撃をかわした。

「中々、やるね~。」

ミオのこの木に染まる操り人形の能力はミオとの精神を共通している。ミオの一方的だけど。
人形はミオの思った事を人形はする。
例えばミオが相手を殴れと心で命令すれば人形はその通り相手を殴りに行く。
しかし、人形には意思が無い。
結果的に血に染まる操り人形はミオのためのミオだけのミオのためだけの人形なのだ。

「じゃあ、僕の能力も見せてあげるよ?」

「残念ながらその必要は無いわ…。」

「え?」

ミオは無感情な目で庄次を見つめた。

そしてミオは右手を庄次に向かってかざした。

「操り人形の大火炎」(マリオネット・フレア)

その言葉が合図なのか、人形の手の平には炎が放出されてる。

「待って、待って!僕の能力、宝石の輝き(ジュエルシャイン)をまだ観客達に見せてないよ!!?」

庄次は巨大な人形から発せられてる火から逃げている。

しかし庄次の逃げた先には―…



「そんなの次でいいじゃない?」



ミオがいた。



「バイバイ☆」



ミオは笑顔で庄次を叩き潰したという―…



この死合、ミオは圧勝した。




この時。

会場に見に来ていた男達はミオをナンパすることをやめようと一同に決意した。

更新日:2011-11-21 17:52:16

  • Twitter
  • LINE
  • Facebook