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日々多忙・・・。
ご多分に洩れず、我が職場もスタッフ不足である。
それでも今は少し前に比べると随分良くなった方だが、以前は1人が急に休もうものならもうパニック寸前状態――。
混み合う外来で、受付と診察室との掛け持ち、あるいは3診あるところを2人のスタッフで乗り切らなければならない…なんてことも度々あった。
昼休みが1時間きちんと取れたことなど皆無に近いし、朝はロッカーにカバンを置く前から患者さんの応対に追われる毎日だ。
だから、食べられる時には取り敢えず食べてしまおう…意味も無くみんな早食い人間に変えられてしまうのは、一種の職業病かも知れない。
そんなある日、師長の息子さんがオペ目的で入院することとなった。
「師長、今日息子さん何時に入院するの?」
「4時」
「4時? 何でまたそんな遅くに?」
「忙しい時だと、みんなに迷惑かけるから。」
「いくらみんな忙しいからって、そんな遅くにしなくても良いのに…。」
そして、オペ当日終了後――。
師長が先ず、口にしたことと言えば……。
「薬、いっぱい使って寝かせておいて。 起きるとうるさいから。」
「…………。」
病院の日々は忙しい……。
それでも今は少し前に比べると随分良くなった方だが、以前は1人が急に休もうものならもうパニック寸前状態――。
混み合う外来で、受付と診察室との掛け持ち、あるいは3診あるところを2人のスタッフで乗り切らなければならない…なんてことも度々あった。
昼休みが1時間きちんと取れたことなど皆無に近いし、朝はロッカーにカバンを置く前から患者さんの応対に追われる毎日だ。
だから、食べられる時には取り敢えず食べてしまおう…意味も無くみんな早食い人間に変えられてしまうのは、一種の職業病かも知れない。
そんなある日、師長の息子さんがオペ目的で入院することとなった。
「師長、今日息子さん何時に入院するの?」
「4時」
「4時? 何でまたそんな遅くに?」
「忙しい時だと、みんなに迷惑かけるから。」
「いくらみんな忙しいからって、そんな遅くにしなくても良いのに…。」
そして、オペ当日終了後――。
師長が先ず、口にしたことと言えば……。
「薬、いっぱい使って寝かせておいて。 起きるとうるさいから。」
「…………。」
病院の日々は忙しい……。
更新日:2011-11-12 20:27:35