- 23 / 33 ページ
・・・亜季の日記・・・
俊は、部屋に戻ると・・・亜季のノートを取り出した。
そこには、本当に女性らしい直筆の華奢なイメージそのものの文字が同じ感覚で目に飛び込んできた。
「 私の愛する人・・・
亜季の日記」
○月○日
私の目には、窓から眺める景色、空の色・・・そして、その枠に入る部分を歩いてる人影だけ
それだけを、目で追いながら一日を過ごす。
・・・・・・・・・・・・・
○月○日
あ・・・家が建つのね
土台が組まれたかと思ったら・・もう午後には、殆ど家らしき形になっている。
不思議ね。。。もう住めるみたい。
だけど、一ヶ月もしないで、もう出来上がり人が越してきた。
そんな時だった。
毎朝、同じ時間に通る人が目に入った。
キッリッとして歩いているのが、私にも伝わってくるようだ。背筋を伸ばし足早に前に進む。
その姿に目を奪われた。
そして、やはり同じ時間にその人の帰る姿が目に入った。 いつしか気になる存在になっていたのかもしれない。
毎日毎日その人を目で追ってる自分がいる。
他にも歩いてる人はいるのに。。。
○月○日
そんな時だった。 あの人の朝と夜の動きが変わったのは・・・
何があったのだろう
どうして・・・そんなに悲しい顔をしているの?
私は、その人といっしょに涙を流す
その人といっしょに悲しい思いに沈んでいった。
どうして・・こんな気持ちになるの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○月○日
自宅静養を兼ねて、父の友達の職場で仕事が出来るようになった。
午前中だけの仕事だけれど・・久しぶりの仕事に心が弾む。
○月○日
電車の中で。。偶然あの人と再会する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○月○日
あの人が自分の名前と電話番号。そしてアドレスを記載したメモを私に渡してくれた。
『 金沢 俊 』・・・素敵な名前。。。
○月○日
あの人に逢うたびに、私のこころは春色に染まる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○月○日
俊さんといっしょに歌を作れるって?
嬉しい。。ほんとうに嬉しい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
俊は、部屋に戻ると・・・亜季のノートを取り出した。
そこには、本当に女性らしい直筆の華奢なイメージそのものの文字が同じ感覚で目に飛び込んできた。
「 私の愛する人・・・
亜季の日記」
○月○日
私の目には、窓から眺める景色、空の色・・・そして、その枠に入る部分を歩いてる人影だけ
それだけを、目で追いながら一日を過ごす。
・・・・・・・・・・・・・
○月○日
あ・・・家が建つのね
土台が組まれたかと思ったら・・もう午後には、殆ど家らしき形になっている。
不思議ね。。。もう住めるみたい。
だけど、一ヶ月もしないで、もう出来上がり人が越してきた。
そんな時だった。
毎朝、同じ時間に通る人が目に入った。
キッリッとして歩いているのが、私にも伝わってくるようだ。背筋を伸ばし足早に前に進む。
その姿に目を奪われた。
そして、やはり同じ時間にその人の帰る姿が目に入った。 いつしか気になる存在になっていたのかもしれない。
毎日毎日その人を目で追ってる自分がいる。
他にも歩いてる人はいるのに。。。
○月○日
そんな時だった。 あの人の朝と夜の動きが変わったのは・・・
何があったのだろう
どうして・・・そんなに悲しい顔をしているの?
私は、その人といっしょに涙を流す
その人といっしょに悲しい思いに沈んでいった。
どうして・・こんな気持ちになるの?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○月○日
自宅静養を兼ねて、父の友達の職場で仕事が出来るようになった。
午前中だけの仕事だけれど・・久しぶりの仕事に心が弾む。
○月○日
電車の中で。。偶然あの人と再会する
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○月○日
あの人が自分の名前と電話番号。そしてアドレスを記載したメモを私に渡してくれた。
『 金沢 俊 』・・・素敵な名前。。。
○月○日
あの人に逢うたびに、私のこころは春色に染まる
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
○月○日
俊さんといっしょに歌を作れるって?
嬉しい。。ほんとうに嬉しい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
更新日:2011-10-24 20:20:45