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遠い国から
運ばれた時間

夜空の星が呼吸をし
光を投げかける

何度も繰り返されては
暗闇を包み

光りの饗宴（きょうえん）がはじまる

砂上の空が
満遍なく光沢を浴びると

赤い点滅が何かを告げる
それは・・・なに?

黒い山陰（さんいん）が
青い夜の闇に浮かび上がり

静寂の霧が
全てを闇の世界へ導く

緑の清らかさが
息を潜めて

夜の帳（とばり）が降りるとき

山神が優しく
吐息をふりかける

そこは・・・もうすぐ
朝の日差しの目覚める時間（とき）

遠くに見える水平線が
高く持ち上がり

岩に砕けた波音を強くする

激しく　
そして静かに

現実の幕開けを
私の元へ


・・・・届ける



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